どーもー、今日は映画「紅の豚」を見ながらブログを書いています。
紅の鹿も早く飛行艇乗りになりたい(笑)



さて、本日は2日前に発表されたトレジャー・ファクトリーの第1四半期決算を振り返りたいと思います。

まずは数字をチェック!!


売上高: 2,582百万円 (前年同期比17.0%増
営業利益: 351百万円 (前年同期比51.5%増
経常利益: 357百万円 (前年同期比51.4%増
四半期純利益: 203百万円 (前年同期比50.6%増
四半期EPS: 36.0円
営業利益率: 13.6% (※前年同期10.5%)


売上の増加および営業利益率の改善(前年同期比+3.1%)により、利益が約1.5倍になりました。
消費税増税の駆け込み需要があったとはいえ、非常に素晴らしい内容だと思います。

営業利益率が大きく改善したのは、売上高に占める販売費及び一般管理費比率の低下によるものです。
粗利率の高い商品の販売が増加した、店舗人員配置の効率化が進んだ、売上高に占めるインターネット販売のウェイトが高まった等の要因が考えられます。



ところで、好決算にもかかわらず、トレジャー・ファクトリーは通期(H27年2月期)の業績予想を変更していません。
しかし、さすがに今の会社の通期の業績予想では保守的すぎると思います。



そこで、通期の業績予想を推測(分析)してみることにしました。


3~5月(=第1四半期)の数字が確定して、残り6月~来年2月の9か月の期間が残っているため、単純に第1四半期の数字を4倍にする方法が考えられますが、トレジャー・ファクトリーの業績は季節によって大きく変わるため、正確な数字とはなりません。


次の表を見てください。

2014-07-13-11-30-59

  (※同社の平成27年2月期第1四半期決算説明資料より抜粋)


トレジャー・ファクトリーの四半期別営業利益推移ですが、季節(=四半期)ごとに利益が大きく変動しています。

毎年、6~8月(=第2四半期)の利益は、他の四半期と比べて大きく落ち込みます。
(よって、単純に4倍にしては判断を誤ってしまう)


そこで、もう少し精度を上げるために、次の手法で導き出すことにしましょう。


前期(H26年2月期)の営業利益に占める第1四半期営業利益の割合は、

232÷(232+43+267+166)=32.76%

つまり、第1四半期で通期の32.7%の利益を稼いでいることになります。

※前々期(H25年2月期)は35.9%
※H24年2月期は25.8%
※H23年2月期は30.0%
※H22年2月期は28.5%


したがって、過去5年間では、期によって少し幅はあるものの、第1四半期で通期の25.8%~35.9%の利益を稼いでいることがわかります。


この比率を今期の営業利益に当てはめてみましょう。

「351÷通期営業利益=通期営業利益に占める第1四半期営業利益の割合」の方程式により、前期(H26年2月期)の割合の場合には、「今期の通期営業利益=351÷32.7%=1073」となります。

 ※同様に算出した営業利益は次のとおり。
  (H25年2月期) 351÷35.9%=977
  (H24年2月期) 351÷25.8%=1,360
  (H23年2月期) 351÷30.0%=1,170
  (H22年2月期) 351÷28.5%=1,231


よって、今期の通期の営業利益は、977~1,360百万円と推定できます

会社発表の通期営業利益予想は740百万円、四季報予想は790百万円のため、会社及び四季報予想の営業利益から上ブレすることは確実でしょう。


なお、その場合の推定EPSは207~289円。

7月11日終値の株価が2,700円のため、今期の推定PERは9.3~13.0になります。

 ※PERの計算式は次のとおり
   2,700円÷207円=13.0
   2,700円÷289円=9.3





トレジャー・ファクトリーは、現在、首都圏及び関西圏で76店舗を展開しています。
関西圏の出店は最近始まったところ。

取扱い商品も年々増えていき、生活雑貨や衣服だけでなく、家電製品、さらに最近では20~30歳代の女性やカップルに人気の「unico」等のブランド家具の買取にも力を入れています。


同社は、創業以来連続増収中で、売上・利益ともに右肩上がり。


2014-07-13-14-43-22



2014-07-13-14-43-56

  (※同社の平成27年2月期第1四半期決算説明資料より抜粋)


リーマンショック後の景気低迷、東日本大震災等がまったくなかったかのような素晴らしい業績推移です。

そして、これからは毎年10店の新規出店を計画していて、まずは早期に100店舗体制の確立を目指しています。
さらに中長期的には、首都圏・関西圏のみならず国内主要都市へ出店し、全国展開を進める予定です。

同社の成長ストーリーはこれからも続くでしょうね!



また、トレジャー・ファクトリーの株式は流動性が低い(=板が薄いため売買しにくい)ことが欠点でしたが、8月末日に2分割(※株式1株につき2株の割合をもって分割)されるため、株式の流動性の向上につながり、売買もしやすくなると思います。



そういえば、7月11日の日経新聞に次のような記事が載っていました。
(※記事を一部抜粋)

・環境省によると2012年のリユース市場(自動車・バイクを除く)は、1兆2000億円で09年比で約2割増えた。足元でもリユース需要は伸びている。今後もリユース市場の成長が続く。

・リユース市場に詳しい「リサイクル通信」編集長の瀬川淳司は「増税で新品と中古品をうまく使い分けて買う消費者が増えている」と指摘。

・トレジャー・ファクトリーは、三井不動産グループが提供するマンションなどの住民向けに中古品買い取りサービスを提供。



今期推定PER(※紅の鹿試算)が9.3~13.0と比較的割安であり、リユース市場の拡大という追い風が吹く中、これからも新規出店を主体とした成長ストーリーが続いていくトレジャー・ファクトリーは、非常に魅力的な会社(=投資先)であるといえるでしょう。




「今、トレジャー・ファクトリーの株式は買いどきか否か!?」

答え合わせは1年後に。

なお、くれぐれも株式投資は自己責任でお願いします。