紅の鹿の日記

金と女と自由と名声を手に入れられる飛行艇乗りになるために、飛行艇購入資金・操縦訓練費用・当面の生活費として資産2億円を目指す奮闘記です。「株式投資をしない鹿は、ただの鹿だ」

2772 ゲンキー

ゲンキーの株式は買いどきか否か!?〔完結編〕

こんばんは。紅の鹿です。
お盆休みも残すところあとわずか。
時間が過ぎるのはあっという間ですね。


さて、お盆休みを締めくくるべく、昨日に書き始めた「ゲンキーの株式は買いどきか否か!?」の記事の続き(完結編)を書きます。

初めて当記事を目にされた方は、まずすぐ下にあるリンクをたどって過去記事を読まれることをおススメします。

※ブログ過去記事「ゲンキーの株式は買いどきか否か!?(Part1:会社紹介編)」は、こちら↓
 
http://cervorosso.blog.jp/archives/1007741858.html

※ブログ過去記事「ゲンキーの株式は買いどきか否か!?(Part2:ゲンキーネット編)」は、こちら↓
 http://cervorosso.blog.jp/archives/1007773330.html





〔Part3: 完結編〕


これまでに会社紹介編およびゲンキーネット編で、ゲンキーの次の3つの特徴・強みについて書きました。
(1) G-PRICEを中心としたディスカウント路線の徹底
(2) 富士パールネックレス作戦
(3) 100%子会社のゲンキーネット



今回の完結編では、ゲンキーの今後の成長ストーリーについて焦点を当てます。

そのためには、ゲンキーの今期(2015年6月期)からの3か年の中期経営計画が重要な分析要素となります。


まずはじめに、次の2つの新聞の記事の一部を紹介します。

(1) 「2014年7月25日の福井新聞」
  (以後、オレンジ色の蛍光ペンを塗っている箇所は上記の記事からの抜粋になります。)
(2) 「2014年8月6日の日経MJ」
  (以後、黄色の蛍光ペンを塗っている箇所は上記の記事からの抜粋になります。)



・ドラッグストアのゲンキーは、今期(2015年6月期)から3カ年の中期経営計画をまとめた。岐阜県と愛知県に集中出店し、最終年度に200店舗体制を整える。前期末時点の店舗数は98店。今期から3年間で30店、35店、50店と、計115店を出店する計画だ。現在店舗がある福井、石川、岐阜、愛知から出店範囲を広げず、全体の約8割を岐阜、愛知の2県に出す。

→会社紹介編で取り上げた「富士パールネックレス作戦」の一環ですね。今期から新規出店を急加速し、3年で約2倍となる200店舗体制を目指します。ドミナント出店を得意とするチェーン店は多いですが、ゲンキーはそれらの会社を圧倒するほどの一極集中型のドミナント出店をする(=各県で売上高シェア1位を取るまでドミナント出店を続ける)会社です。ここまでドミナント出店を徹底する会社は非常に珍しいですね。

→会社紹介編で書きましたが、藤永社長が「富士パールネックレス作戦」を完遂するときには、1,000店舗体制になってると答えているので、3年後に200店舗体制になったとしてもまだ作戦の序盤戦と言えますね(笑) まだまだ出店予定地(=攻め入る土地)が大量に残っているため、新規出店を主体としたゲンキーの業績拡大は2018年以降も続いていくでしょう。


・連結売上高を前期比で81%増の1,050億円、営業利益を同3倍超の60億円とする目標を掲げた。

→株主から言わせていただければ、文句なしの素晴らしい3か年計画です。のちほど詳細に分析しますが、この数値目標が達成されたとき、ゲンキーの株価は大化けします。


・一人暮らし世帯の増加などを受け「小商圏化、小型化が必須」(藤永賢一社長)として、これまでよりも売り場の小さな店を標準とする考えを改めて示した。

・売り場面積約990平方メートル(300坪)規模で総菜売り場を設けた新タイプの中型店を、2015年から出店する方針を明らかにした。新しいタイプの中型店は「NEWレギュラー店」と位置付け、共働き、老齢、単身の各世帯を主なターゲットに、自社で選定した総菜売り場を設け、従来と異なる陳列、レイアウトにする。商圏人口は約7千人と設定。福井、石川、岐阜、愛知の4県の住宅地やその周辺に今後3年で、約100店を新規出店する計画。計画通りに出店が進めば、同業他社だけでなくコンビニエンスストアとの競合も避けられない。

・同社は今年6月から福井県内4店を含む5店舗で試験的に総菜売り場を設けており、新中型店の展開と合わせて総菜売り場の全店展開も進めていく。常見武史総務部長は新型中型店について「今後の多店舗高速出店を見据えた戦略の一つ。集客と収益を確保できる店を目指したい」と話している。

→会社紹介編で少しだけ触れましたが、今後、コンビニがライバルとなる理由が上記の文章を読めば理解できると思います。この新中型店は、ターゲットや商圏が重なるコンビニとの競合は避けられません。商品の価格面だけをみれば低価格路線のゲンキーがコンビニより有利ですが、はたして勝負の行方は・・・


・大衆薬のネット販売も強化する。サプリメントや大衆薬のプライベートブランド(PB=自主企画)について、1つの商品ごとに自社サイトを設け販売する。第1弾として今月中にも青魚などに含まれる成分を配合したサプリ専用の販売サイトを設ける。

→ゲンキーネット編で取り上げたゲンキーネットのことです。今年に入ってから急成長をみせているゲンキーネットに手応えを感じたからでしょうか、より一層ゲンキーネットを強化し、さらなる成長を目指すとのこと。また、相乗効果で実店舗の店頭での販売増にもつなげたいと考えているようです。




ここまで読んで、ゲンキーの成長ストーリーについてどのように感じましたか。

いろいろ思うところはあるでしょう。


紅の鹿が、この中で一番重要だと考えるのは、3か年の中期経営計画が達成できるか否かです。


達成できた場合について分析してみましょう。

3年後の営業利益は60億円。
先月確定した前期(2014年6月期)の営業利益は19億円です。

よって、単純計算した今後3年間の成長率は47%になります。
(※計算式: 19億円×1.47(1年目)×1.47(2年目)×1.47(3年目)=60億円)

年率47%という驚異的な成長率ですね。

PER11.86の会社が年率47%の成長!!
(※急成長するインターネット業界でビジネスを手がけている高PERの会社の中でも、年率47%という高成長を計画している会社はめったに見かけません。)

また、営業利益が60億円となる3年後のEPSは1,052円となります。
現在(8月15日終値)と同じPER11.86であれば、株価は12,476円になりますね。
(※計算式: 1,052円×11.86=12,476)

現在の株価(8月15日終値)は4,995円のため、株価は3年で約2.5倍になります。

さらに高い成長性が株式市場で評価されて、同業他社のスギホールディングス(PER21.6)、サンドラッグ(PER18.2)、コスモス薬品(PER25.9倍)と同程度のPER20.0まで評価された場合の株価は21,040円になりますね。
(※計算式: 1,052円×20.0=21,040)

現在の株価(8月15日終値)は4,995円のため、株価は3年で約4.2倍になります。



非常に魅力的な数字が踊っていますよね!(笑)
すばらしい!
※中期経営計画より上ブレして着地したら、さらに株価は上がります♪


紅の鹿は、上記の3か年の中期経営計画を達成したときの株価大化けに期待して、ゲンキーの株式を購入しました。
(※堅実な経営をモットーとするブロンコビリーやトレジャー・ファクトリーではここまでの株価上昇は期待できにくいため、売却してゲンキーに資金を集中させました。)




ところで、ゲンキーの当期(2015年6月期)の配当性向は11.9%と低いため、配当利回りが1.0%しかありません。
(※計算式: 年間株式配当金50円×100株÷株価4,995円)

同業他社のスギホールディングス(配当性向21.1%)、サンドラッグ(配当性向20.6%)と同程度の配当性向21%まで引き上げられた場合に、配当利回りは1.76%に上昇します。

また、現在高値圏にある株価が株式分割により3,000円未満に下がれば、株主優待制度で年間6,000円分の自社商品券(または自社オリジナル商品詰合せ)がもらえるため、優待利回りは2.0%以上となります。(※株式分割後も優待取得条件が変更なしの場合)

よって、当期中に配当性向の引き上げと株式分割が行われれば、優待と配当を加算した総合利回りは4.0%前後になり、なかなかの高利回りとなります。株式市場が一時的にリスクオフモードになったときの株価下落の下支え効果を発揮してくれるでしょう。そもそもPERが低いため株価はあまり下がらないかもしれませんが。

さらに、もし3年後に営業利益60億円を達成すると、配当性向11.9%の場合には、年間株式配当金は現在の2.5倍の150円となり、配当性向の引き上げがなくても配当利回りは3.00%に上昇します。配当性向が同業他社と同程度の21%まで引き上げられていたら、配当利回りは5.28%になります。優待利回り2.0%以上を加算した総合利回りは7.5%前後になりますね。




さて、ここまで良いことばかりを書きましたが、中期経営計画が未達となるリスクは残っています。

特に、同業他社だけでなくコンビニとの全面対決となる新中型店の動向が、これからのゲンキーの業績に大きな影響を及ぼすでしょう。

そのために、当然、リスク管理は必要です。

紅の鹿は、会社が毎月発表する月次概況(月次の売上実績)に注意を払いながら、株式を保有しつづけるのか、一部を売却してウェイトを落とすのか、それとも全株売却して一時撤退するのかを決める考えです。





長くなりましたが、そろそろまとめに入ります。


消費税増税後において、ゲンキーの低価格路線は消費者より一定の評価を得ていて、同社の売上は好調に推移しています。

また、インターネット通販子会社のゲンキーネットが、楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー受賞や薬事法改正を追い風に急成長中。

そして、新規出店を主体とした成長ストーリーがこれからも続いていくゲンキーは、中長期保有するのに適した魅力的な会社(=投資先)であるといえるでしょう。





「今、ゲンキーの株式は買いどきか否か!?」

答え合わせは中期経営計画の結果が判明する3年後に。

なお、くれぐれも株式投資は自己責任でお願いします。

ゲンキーの株式は買いどきか否か!?〔ゲンキーネット編〕

おはようございます。紅の鹿です。


さっそくですが、昨日に書き始めた「ゲンキーの株式は買いどきか否か!?」の記事の続きを書きます。

初めて当記事を目にされた方は、まずすぐ下にあるリンクをたどって過去記事を読まれることをおススメします。

※ブログ過去記事「ゲンキーの株式は買いどきか否か!?(Part1:会社紹介編)」は、こちら↓
 
http://cervorosso.blog.jp/archives/1007741858.html





〔Part2: ゲンキーネット編〕


会社紹介編で書いたゲンキーの次の3つの特徴・強みのうち、3番目の子会社のゲンキーネットについて説明します。
(1) G-PRICEを中心としたディスカウント路線の徹底
(2) 富士パールネックレス作戦
(3) 100%子会社のゲンキーネット



(3) 100%子会社のゲンキーネット

ゲンキーネットは、2006年12月に設立されたゲンキーの100%出資子会社です。

インターネットを利用した通信販売をおこなっています。

ゲンキーは、ゲンキーネットを設立し、ドラッグストア業界では一番早く医薬品のインターネット販売を始めるなど、ECサイトを通じた医薬品、食品、日用品、化粧品、雑貨の販売に力を入れています。


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 (※上記の画像は同社のホームページから抜粋。)


現在は、楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazon.com内に出店。

この中でも特に楽天市場に3店舗出店しており、売上高の大部分を占めていると推測しています。

取扱いアイテム数は、約22万点もあります。
ドラッグストア会社のECサイトでは断トツの品ぞろえです。(※紅の鹿独自調べによる)


さらに直近では、今年の6月、楽天市場内に新店舗「ゲンキーおくすり別館http://www.rakuten.ne.jp/gold/genky-okusuri/をオープン。

ゲンキーおくすり別館」は、一般用医薬品(大衆薬)のインターネット販売が、薬事法改正により今年6月に解禁された直後にオープンされました。これまでECサイトで多くの運営ノウハウを積み上げてきたゲンキーネットだからこそできる圧倒的なスピード対応です。



会社のホームページによると、売上高は14.8億円(2013年6月期)。
(※2014年6月期は正確な数字は不明ですが、ゲンキーの決算報告書から推定すると約17.8億円


上記の年間売上高からおおよそわかるように、昨年までの平均月商(月間売上高)は約1億円程度でした。

ところが、今年に入ってから月商が急に伸び始めます。



日本流通産業新聞(2014年4月3日号)の記事によると、ゲンキーネットのEC事業の月商は2億円を突破


前年の同時期の約2倍となる驚異的な伸となりました。



なぜ、今年に入って急激に月商が伸びたのか。

それにははっきりとした理由があります。



それは、

楽天市場の2013年度の楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーを受賞したからです。
2014-08-16-23-04-27
 (※上記の画像は同社のホームページから抜粋。)



ゲンキーネットが、ダイエット・健康ジャンル部門で同賞を受賞しました。

この賞は、お客様による投票数・売上・注文件数・品揃え・スタッフのお客様対応などから総合的な評価で選出される楽天市場の最も栄えある賞です。

楽天市場に数多くあるお店(会社)の中から上記部門で同賞を受賞できたお店は、わずか3店舗だけで、そのうちの1店舗がゲンキーネットだったのです。


楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーを受賞すると、楽天市場内での露出機会が増え、お店の認知度・信頼度が格段に上がるため、売上高が増加するのは当然の流れとなります。

よって、今年(※受賞発表後)に月商が急激に伸びたのです。そして、その効果は、今も続いていると思われます。




また、一般用医薬品(大衆薬)のインターネット販売が、薬事法改正により今年6月に解禁されました。

一般用医薬品は利益率が高く、ドラッグストアのドル箱商品です。

そのため、実店舗を構えるドラッグストア各社の多くは、これまで、実店舗での医薬品販売の減少につながる懸念があるインターネット販売解禁に反対していたため、インターネット販売への参入が遅れています。
(※会社紹介編で書きましたが、ゲンキーは売上高に占める食品比率が高く、医薬品比率が他社より少ないため、同業他社よりは声高に反対はしていなかったのかもしれません。)


そしてゲンキーネットは、したたかに下準備を進めていて、今年6月の解禁直後に一般用医薬品の販売に特化した「ゲンキーおくすり別館」をオープンするなど、他社を圧倒するスピードをみせています。

インターネット通信販売で一定の地位を築き、成功をおさめつつあるゲンキーネットが、インターネット販売においては他の競合ドラッグストアより優位な立場に立っていることは間違いないでしょう。




楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーの受賞の追い風を受け、また、先々月にオープンした「ゲンキーおくすり別館」の売上新規加算により、ゲンキーネットは、当期(2015年6月期)中に月商3億円達成を目指しています。


仮に当期に平均月商3億円、つまり年間売上36億円を達成した場合、当期全社売上(計画)655億円の5.4%を占めることになります。

インターネット通販事業の利益率は、実店舗販売事業より高くなるため、正確な数字は想像するしかないですが、営業利益では二桁パーセントを占めることになる可能性もあります。
ゲンキーの利益率改善にもつながりそうです。

ゲンキーネットの急成長がこのまま続けば、ゲンキーの業績拡大に大きく貢献することになるでしょう。



以上により、紅の鹿は、ゲンキーネットがゲンキーの強のひとつであると考えています。


※続きの「完結編」はこちら↓
http://cervorosso.blog.jp/archives/1007790129.html

ゲンキーの株式は買いどきか否か!?〔会社紹介編〕

突然ですが、「富士パールネックレス作戦」をご存知ですか。

時は19××年までさかのぼります。
某人物が立案し、秘密裏に進められてた「富士パールネックレス作戦」。
この作戦は、2014年になった今も遂行されています。


紅の鹿は、今回の記事で「富士パールネックレス作戦」の全貌を明らかにします。


この記事を読み終えたあなたは、驚くべき真相を知り、驚愕することになるでしょう!(笑)

心の準備ができた方から、このまま続きをお読みください。





・・・閑話休題。



さて意味深なオープニングで始まりました当記事ですが、今回は、紅の鹿のポートフォリオの第3位を占めているゲンキーの会社紹介と分析をしてみたいと思います。

まずはじめにゲンキーのことをご存知ない方のために、ゲンキーの会社紹介から始めます。
(※なお、以下の記事には紅の鹿の主観が大いに入っていることをあらかじめご理解ください。)




〔Part1: 会社紹介編〕


ゲンキーは、福井県が地盤で、福井県と中部圏を中心にディスカウントドラッグストアを展開しているドラッグストアチェーンです。

店舗数は、メガドラッグストア85店舗、ドラッグストア13店舗の合計98店舗(2014年6月末時点)。

売上高の過半数(53%)を食品が占めていて食品比率が高く、かつディスカウント色が強い会社です。


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東証1部上場。時価総額約173億円。株価4,995円(8月15日終値)。PER11.86(※楽天証券より抜粋)。



ところで、ゲンキーは、実は株主優待好きの投資家の間では非常に有名な会社です。

ご存知の方も多いと思いますが、

ゲンキーは、東証1部に上場する前に太っ腹な株主優待を新設し、晴れて東証1部に上場できた後に株主優待を廃止して、優待投資家の大ブーイングを受けました。
さらに同時期にポイントカードを廃止したことがきっかけとなり、お客さんが他店舗に流れて業績が悪化。

その結果、同社の株を手放す株主が増加し、一時は東証1部上場基準の株主数2,200人割れ寸前まで株主が減りました。

さすがにこのままではまずいと考えたのか、廃止した株主優待を復活させ、廃止したポイントカードも復活させましたが、支離滅裂な行動が目立ちました。


・・・このようにいろいろと拙い面があった会社ですが、最近は月次売上が好調に推移して業績は回復基調です。

そして、当期(2015年6月期)は過去最高益更新が見込まれています




次に、同社の特徴・強みに焦点を当ててみます。


<特徴・強み>

(1) G-PRICEを中心としたディスカウント路線の徹底
(2) 富士パールネックレス作戦
(3) 100%子会社のゲンキーネット


それではひとつずつ詳しく見ていきましょう。
※すでにご存じの方は読み飛ばしていただいてかまいません。



(1) G-PRICEを中心としたディスカウント路線の徹底

ゲンキーの自社開発プライベートブランド商品群であるG-PRICEを中心に多くの商品を、消費者が”お買い得”と感じる価格で販売しています。さらにはポイント還元も大盤振る舞い。

そもそも、ゲンキーは、「日本の物価を3分の1にする」ために創業者の藤永賢一社長が立ち上げた会社です。

世界的に高い日本の物価を”3分の1”にするという、小売業を通じた新しい形の社会貢献を目標としています。
よって、徹底したディスカウント路線を進めることは必然なのです。


現在の日本は、消費税増税、アベノミクスを起点とした株高などにより消費の2極化が進んでいます。
そのため、食料品、日用品をできるだけ安く買いたいニーズが、これまで以上に顕在化してきました。


ゲンキーの最新の月次概況(7月度)には、「従前より推し進めているディスカウント路線が奏功し、G-PRICEを中心としたプライベート商品の売上高は、全体に対して10%超で堅調に推移しました。消費税増税後において、当社の低価格訴求はお客様より一定の評価をいただいているのではないかと判断しております。」と書かれており、会社側が現在のディスカウント路線に手応えを掴んでいるように感じられます。


実際に、7月は全社月次売上前年同月比+15.4%を記録していて、会社計画(第2四半期累計)の前年同期比+13.9%を+1.5%上回る好発進となっています。




少し余談になりますが、紅の鹿が上記の会社理念をはじめて知ったときに、1960年代以降に、日本に流通革命を起こした中内功氏率いるダイエーが思い起こされました。

ダイエーを彷彿させる会社であると。

商品を安く消費者に提供することに執念を燃やした中内功氏。

そして中内功氏率いるダイエー亡き今、第2次流通革命を起こす途上にいる会社が、「日本の物価を3分の1にする」ことを目標としている藤永社長率いるゲンキーと言ってもよいかもしれませんね!(爆)




(2) 富士パールネックレス作戦

お待たせしました。
当記事の冒頭で取り上げた「富士パールネックレス作戦」が登場しました。


「富士パールネックレス作戦」とは何なのか。


以下の東証1部に鞍替え上場したときの藤永社長の言葉、マイナビ2016年の会社紹介記事を読んでいただければ理解していただけると思います。


・(※インタビューアー)「1部上場を果たしましたが、今後の計画は?」

・まずは(中部圏での)『富士パールネックレス作戦』。十年前からの構想で、富士山周辺の各県に出店していく。各県でシェア一位になりながら、計一千店程度の出店を達成したい。社員一同、これから本番と考えている。

(※上記、黄色の蛍光ペンを塗っている箇所は、2011年6月8日の日刊県民福井(中日新聞)の記事から抜粋。)


・富士山を取り囲み、ネックレスをかけるように福井・岐阜県から東海圏に進出するビジョンがある。店舗が増えれば人員も必要だ。岐阜エリア100名という画期的な募集人数に企業の勢いと未来を見ることができる。ゲンキーは自ら考え新しいゲンキーを創りだす社員で溢れている。

(※上記、オレンジの蛍光ペンを塗っている箇所は、マイナビ2016年の会社紹介記事から抜粋。)



一言で言い換えれば、富士山を取り囲んでいる地域へのドミナント出店ですね。

ドミナント出店することで、経営効率を高めています

現在は、福井県に次ぎ、岐阜県でも売り上げシェアNo.1を目指しているところです。



図で表すと次のとおりです。


2014-08-16-16-04-30


 (※同社の2005年12月期中間決算説明資料から抜粋。)




またまた余談になりますが、紅の鹿が「富士パールネックレス作戦」をはじめて知ったときに、1970年代に、「首都圏レインボー作戦」を実行に移した中内功氏率いるダイエーが思い起こされました。

「首都圏レインボー作戦」は、関西を地盤としていたダイエーが首都圏へ本格進出する際に立案した店舗戦略です。


・基本的には都心から30キロ、50キロ圏を今後における人口の増加地帯とみて、その地域の消費者が必要とするものをいつでも供給できる店舗をつくる。虹のように半円状で広げていく。いわばレインボー作戦である。

・首都圏には、北千住店、赤羽店、立川店、八王子店、上大岡店、戸塚店、横浜西口店、千葉店、木更津店など、都心をまさに虹のようにしてとりかこんだ店舗群が張りついた。

(※上記、黄色の蛍光ペンを塗っている箇所は、佐野眞一著書「完本 カリスマ(上) 中内功とダイエーの『戦後』」から抜粋。)


「首都圏レインボー作戦」は、ライバルである西友、長崎屋、イトーヨーカ堂との全面戦争を意味していました。



話を元に戻しますが、

ゲンキーが「富士パールネックレス作戦」を完遂するためには、岐阜県が地盤の「中部薬品」(※店舗名Vドラッグ)、石川県が地盤の「クスリのアオキ」、愛知県が地盤の「スギ薬局」、静岡県が地盤の「高田薬局」などと全面戦争になります。

さらには、それらの地域にあるコンビニが新たなライバルになろうとしています。(※コンビニがライバルとなる理由は、後述します。)


「富士パールネックレス作戦」の成否が、今後の同社の行方に大きな影響を与えることは間違いないでしょう。




(3) 100%子会社のゲンキーネット


・・・中途半端なところですが、ゲンキーネットの説明が
長くなりそうなため、次回へ続きます。

※続きの「ゲンキーネット編」はこちら↓
http://cervorosso.blog.jp/archives/1007773330.html

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自己紹介
紅の鹿。個人投資家。
スタジオジブリの映画「紅の豚」をこよなく愛する。

2005年に株式投資を開始しました。
2013年11月23日にlivedoorブログ「紅の鹿の日記」を開設。

2014年4月11日~2015年4月10日の1年間、「下落相場に強く、好業績が見込める企業に投資する」(※具体的には、以下の投資基準の両方または片方に適合する企業に投資する)という投資方針に基づいて株式投資を行い、1年間のパフォーマンスが+100%超えを記録しました。
・投資基準1:「2014年4月11日の株価が2014年1月1日より上昇している」かつ「今期、過去最高益を見込んでいる」企業に投資する
・投資基準2:「日経平均株価が急落した2014年10月1日~16日までの期間に株価が上昇している」かつ「好業績が見込める」企業に投資する

2014年10月29日から信用取引を開始。
2015年4~5月には、FPG株への投資で失敗。信用取引を封印。

2015年5月22日にlivedoorブログ「紅の鹿投信」を立ち上げ。

2015年7月24日に信用取引を解禁して、地方の食品スーパー5社へ集中投資を行う。

2015年8月24日に、数日前に公募増資を発表していたノジマの株式を買い増しするために食品スーパー5社の株式を売却。8月26日にノジマの公募増資の中止が決定。

2015年10月1日にlivedoorブログ「紅の鹿投信」を「紅の鹿の日記」へ移管・統合。

2015年10月からファンダ個別株投資・ベアETFヘッジ法(※ファンダメンタルズ分析に基づいて個別株を購入したときに、個別株を購入した金額と同額のベアETFも購入する投資手法)を実行に移す。高配当利回り株投資法、決算跨ぎ空売り投資法、アノマリー投資法なども実行に移す。

2015年12月に億り人(=株式投資で1億円を稼いだ個人投資家)になる。

2016年1月から個別株ショート(空売り)の勉強および実践に注力する。

2016年2月下旬から外国株式の高配当利回り株投資(配当貴族投資など)を実行する。
2016年3月末から配当成長株投資を本格化。

2016年6月に配当成長株投資を中止。ファンダ個別株投資に再び資金を集中させる。
年始からの複数のしくじり投資により、2016年8月に資産が8,000万円まで落ち込む。

2016年11月、投資資産1億円に回復(※パートナーエージェント、ゲンキーのおかげ)。
2016年12月31日、株式投資資産額1.07億円。

2017年の投資方針は「優位性がある投資手法」。具体的には、時間軸は、短期ではなく、12か月以上の中長期。株式銘柄選別は、テーマ株ではなく、小売・外食・サービス株または増配が期待できる高配当利回り株。
 ※当ブログはリンクフリーです。
 ※当ブログにはフィクションが含まれています。
 ※株式投資は自己責任でお願いします。

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