紅の鹿の日記

金と女と自由と名声を手に入れられる飛行艇乗りになるために、飛行艇購入資金・操縦訓練費用・当面の生活費として資産2億円を目指す奮闘記です。「株式投資をしない鹿は、ただの鹿だ」

2015年04月

決算発表直前予想みたいなものの答え合わせ

昨日書いた「決算発表直前予想みたいなもの」の答え合わせを簡潔に。


(1) FPG

紅の鹿予想: 通期業績予想の上方修正の発表あり。

会社発表:通期業績予想は据え置き。増配あり。

結果: ハズレ



(2) アイスタイル

紅の鹿予想: 通期業績予想は据え置き。

会社発表:通期業績予想を上方修正。記念配当あり。

結果: ハズレ




・・・結果としては、FPG、アイスタイルの両方とも直前予想を外してしまいました。

ごめんなさい。

まだまだ未熟でした。

決算発表直前予想みたいなもの

こんばんは、紅の鹿です。


さて、いよいよ明日に保有銘柄のFPGとアイスタイルの決算発表が迫ってきました。

そこで決算直前予想を書きたいと思いますが、今回は、ラオックスやダイヤモンドダイニングのときのように細かい数字で予想することはしませんので、表題は「決算発表直前予想みたいなもの」としました。




はじめにFPGについて

FPGについては、たびたび当ブログ記事で触れてきましたが、紅の鹿の得意分野である外食チェーン、小売チェーンではありません。よって、FPGに関する知見は十分でないこともあり、分析記事をこれまで書いたことはありませんでしたし、これからも書くつもりはありません。


個人的には、

・直近に株価が大きく調整した(※直近の10営業日で
▲13.7%の下落)
・4月以降も引き続き順調に出資金募集および完売が発表されている

ことから、業績予想の上方修正が発表されれば、とりあえずは満足できる状態です。
その他に何らかのサプライズ発表があれば嬉しいですけどね。

さすがに上方修正が発表されないとなると、さらなる株価下落は免れそうにないため、株価下落圧力に対する防波堤の役目として業績予想の上方修正の発表が必要だと思っていますし、もちろん上方修正の発表はあると思っています。





次にアイスタイルについて

アイスタイルの第3四半期決算発表は、さほど重要視していません。

なぜならば、アイスタイルについては、当ブログの4月20日の分析記事「
アイスタイルの株式は買いどきか否か!?」に書いたように、肝心なのは通期(第4四半期)決算および来期の業績予想であるからです。

第2四半期決算で会社の通期業績予想を超過する利益を叩き出したのにもかかわらず、業績予想の上方修正を発表しなかったことから、今回の第3四半期決算で業績予想の上方修正が発表されることは十中八九ないでしょう。

ただひとつだけ注意すべき点があります。

それは、上方修正を期待してアイスタイルの株式を購入した個人投資家が多いのであれば、上方修正の発表がなかった場合(※紅の鹿は十中八九ないと思っていますが)、上方修正がなかったことによる失望売りにより決算発表翌日に株価が急落する可能性があるということです。

実は、紅の鹿は、4月20日の分析記事に書いたとおりアイスタイルの今後の業績および株価には強気の姿勢であり、さらなる株式の買い増しを検討してはいるのですが、上記の失望売りを懸念してこれまでは買い増しを避けてきました。

もしも、上方修正の発表がなかったことによる失望売りにより株価が急落することがあれば、絶好の買い増し機会到来だと考えています。

ただし、アイスタイルの株式を買い増しするとしても、FPGの決算発表および決算発表後の株価の動き、ゴールデンウイーク明けに予定されているノジマの決算発表および決算発表後の株価の動き等を考慮に入れつつ、慎重に行うつもりです。





いよいよFPG、アイスタイルの決算発表まで24時間を切りました。

FPGの決算については注目している個人投資家の方も多いでしょうから、個人投資家の皆さんが、発表された決算に対してツイッターやブログなどでどのような見解を明らかにされるのかにも注目しています。

明日の晩は、良きにつけ悪しきにつけFPG祭りで盛り上がりそうですね!!(笑)

ポートフォリオのウェイトを公開(4月26日現在)

最新のポートフォリオのウェイトを公開します。
(※前回は4月18日に公開済)


<ウェイト(※時価評価額)順位>

weight20150426


集中投資型のポートフォリオを組んでいます。

今週は、一度も売買をしませんでした。
よって、保有銘柄数は4銘柄(※株主優待目的株は除く)と先週末と変わらず。


ポートフォリオのウェイトの第1位はノジマ、第2位はFPG、第3位はアイスタイルです(以下、省略)。

週間で▲7.2%の大幅下落となったFPGが2位に後退し、繰り上がる形でノジマが1位となりました。

ノジマとFPGの2銘柄でポートフォリオのウェイトの約45%を占めてます。
また、キャッシュポジション(現金)のウェイトは先週末時点の25%から変わらず。



現在の総投資資産額に対するレバレッジは、約0.75倍
※例えば、総投資資産額(=証券口座内の現金)が100万円のときに、75万円分の株式を保有している状態と同じ。


レバレッジは先週末時点の約0.75倍から変わらず。

キャッシュポジション(現金)が約25%を占めていますが、今は意地を張る形で「負けられない戦い」をしている最中であるため、よほどのことがないかぎり新規の銘柄を購入するつもりはありません。



株式銘柄保有理由は次のとおりです。

<保有理由(※コード順)>
※青色文字列(下線付)をクリックすると当ブログの過去記事が表示されます。

3660 アイスタイル
 インバウンド関連銘柄(※売上高の3分の1を稼いでいる小売事業の店舗事業で免税売上が伸びている)。中期経営計画(2016年6月期に売上高100億円、営業利益15億円)の達成に期待。

7148 FPG
 第2四半期決算発表前の時点で今期業績予想の上方修正を2度発表済みであり業績絶好調。また、4月から東北地区(仙台支店新設)、中国地区(広島支店新設)、四国地区(高松支店新設)に進出したため、進出エリア拡大によりさらなる業績向上が見込める。業績絶好調が続き、株価が上昇し続ける間は、FPG株へのインターネット界隈の個人投資家の投資資金の集中が進むと予想。

7419 ノジマ
 家電量販店事業は消費税増税前の駆け込み需要の反動減がなくなる来期に好業績が見込めそう。また、ITX社の業績が通期で寄与する来期業績に期待。会社四季報来期予想EPS421.9円で算出できる来期予想PERは5.72であり、同業他社と比べると非常に割安な水準(※4月24日の株価終値2,412円で計算)。

MBT モバイルテレシステムズ
 円安恩恵銘柄(※ドル建てのため)。今後、原油価格が安定したり、ロシアとEU、米国の関係が改善することがあれば、モバイルテレシステムズの株価はウクライナ紛争発生以前の15ドル~20ドルあたりには戻ると予想しているから(※3年以内に株価2倍が期待できる)。





<週末の雑感>

今週は、日経平均株価が20,000円台の終値をつけ、日経平均、TOPIX、ジャスダック指数、マザーズ指数など主要株式指数がプラスとなるなど堅調な1週間でした。米国株式市場でもS&P500、ナスダック指数が史上最高値を更新するなど堅調です。緩和マネー流入による世界株高はもうしばらくは続きそうな感じがしています。(セルインメイには注意を払う必要はありますが・・・)


そして日本では、来週から、3月、6月、9月、12月決算会社の決算発表が本格化します。

保有4銘柄の中では、FPGとアイスタイルが30日(木)に決算を発表予定。

FPGとアイスタイルについては決算発表前に売買することはせず、現在の保有株数で決算発表に臨みます。
どのような決算となるのか、そしてサプライズ発表はあるのかなど、今からワクワクドキドキしています。

ノジマについては現在の株価水準が続くようであれば、決算発表日までにキャッシュポジション(現金)の範囲内で買い増し(※ナンピン買い)を検討しています。来週にFPGとアイスタイルの決算が控えていること、そしてノジマの決算発表がゴールデンウイーク休暇明けの7日であることが少し悩ましいところですが・・・



<保有4銘柄に関する来週の主要イベント>

・アイスタイルの第3四半期決算発表(4月30日)
・FPGの第2四半期決算発表(4月30日)

<4月~5月に決算発表を予定している保有銘柄>

・アイスタイルの第3四半期決算発表(4月30日)
・FPGの第2四半期決算発表(4月30日)
・ノジマの本決算(第4四半期決算)発表(5月7日)

4月4週目(4月19日~25日)の株式投資結果

紅の鹿: 先週末比▲0.70% (年初来+12.24%

日経平均: 先週末比+1.87% 
(年初来+14.72%

今週は売買なし。


保有4銘柄(※株主優待目的株を除く)の週間パフォーマンスは次のとおりでした。
・FPG ▲7.2%
・ノジマ ▲0.2%
・アイスタイル +6.5%
・モバイルテレシステムズ +3.0%(※円換算)


今週は、週明けの月曜日にポートフォリオのウェイト第1位のFPGが急落して前日比▲8.2%の大幅安となる厳しい始まりとなりましたが、アイスタイルとモバイルテレシステムズがまずまず堅調に推移したこと、ポートフォリオに占めるキャッシュポジション(現金)比率が約25%あったこと等により、損失は小幅に収まりました。

しかしながら、日経平均株価が終値で20,000円台をつけるなど主要株式指数がプラスであったことを考慮すると、ちょっと残念な結果で終わったといえそうです・・・

ポートフォリオのウェイトはのちほど公開しますが、大幅安となったFPGがウェイト1位から陥落しました。ノジマが繰り上がる形で1位となっています。


今週は売買を一度もせずに様子見の1週間でした。

ノジマについては現在の株価水準が続くようであれば、決算発表日までにキャッシュポジション(現金)の範囲内で買い増し(※ナンピン買い)を検討しているのですが、来週にFPGとアイスタイルの決算が控えていること、そしてノジマの決算発表がゴールデンウイーク明けであることから悩ましいところです。


<現在保有している銘柄(※コード順)>

3660 アイスタイル、7148 FPG、7419 ノジマ、MBT モバイルテレシステムズ (合計4銘柄※株主優待目的株は含まない)

(※ブログの更新、保有銘柄に関連する気になったニュースなどを、紅の鹿のTwitter「https://twitter.com/cervo_rossoでつぶやいています。Twitterアカウントをお持ちの方はフォロー&解除ご自由にどうぞ。)

アイスタイルの株式は買いどきか否か!?

こんばんは、紅の鹿です。

紅の鹿は昨年に、ファンダメンタルズ分析及び今後の成長ストーリーに基づいた株式銘柄分析記事「買いどきか否か!?」を年間で10本書きました。

その一方、今年に入ってからはひとつも書けていなかったのですが、ようやく今年初の株式銘柄分析記事を書きます。

今年に入ってから当ブログを読み始めた方の多くは「買いどきか否か!?」シリーズをご存知ないでしょうから、そもそも「買いどきか否か!?」シリーズを知らない方、過去記事を読みたい方は、下記のURLに過去記事のリンク集がありますので、そちらをチェックしていただければと思います。

※株式銘柄分析記事「買いどきか否か!?」シリーズを検証してみた
http://cervorosso.blog.jp/archives/1017442951.html




それでは始めます。(以下、長文になります。ご留意ください。)

今回は、現時点で紅の鹿のポートフォリオのウェイト第3位を占めているアイスタイルの会社紹介と分析を書きます。



〔会社紹介〕

アイスタイルは、国内最大規模の化粧品・美容総合サイト「@cosme(アットコスメ)」を運営、広告販売をしている会社です。また、化粧品販売実店舗の「@cosme store(アットコスメストア)」を6店舗運営しています。O2Oに強み。

最近になって、中華圏における化粧品卸事業(B2B)、越境EC事業(B2C)、動画広告事業を開始するなど新規事業の展開に積極的に取り組んでいます。

東証1部上場。時価総額約130億円。
株価873円(4月20日終値)。
PER48.50、PBR2.68(※楽天証券より抜粋)。

会社設立以来、一度も減収になったことはなく、毎年増収を続けている会社です。
リーマンショック後の景気低迷期においても増収を続けました。

14年連続増収中で、今期で15年連続増収となる見通しです。



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(※上記画像は、同社の2015年6月期第2四半期決算説明資料から抜粋。)




〔分析〕

今回の分析記事では、アイスタイルの中期経営計画に焦点を当てます。


そこで、まずはじめに中期経営計画を見てみましょう

image

(※上記画像は、同社の2014年6月期通期決算説明資料
から抜粋。)


2016年6月期に売上高100億円、営業利益15億円の数値目標を掲げる中期経営計画です。

来期(2016年6月期)が中期経営計画の最終年度になります。



次に、今期(2015年6月期)の期初時点の業績予想を見てみましょう。


image

(※上記画像は、同社の2014年6月期通期決算説明資料から抜粋。)


今期(2015年6月期)の業績予想は、売上高73.59億円、営業利益2.54億円の数値目標です。

前期(2014年6月期)実績と比較すると、売上高は前年同期比103.1%の増収を見込んでいますが、営業利益は前期比53.7%となっており、利益が約半分になる大幅減益見通しとなっています。

それにもかかわらず、中期経営計画の最終年度である来期(2016年6月期)には、売上高100億円、営業利益15億円の数値目標。例えば、中期経営計画の達成には、営業利益は今期予想の2.54億円から約6倍となる15億円に伸ばす必要があり、99.9%の高確率で達成不可能と思われるのではないでしょうか。


今期(予想)の営業利益を来期には6倍にしなければならない。

非常に高いハードルのように感じますよね。

しかしながら、詳細をみていけば、そこまで高いハードルではないことがわかります。






少し話はそれますが、

GMOペパボが今年の2月4日に本決算発表を行いました。
その中で、今期の営業利益が0円(※前期は7.24億円)となる衝撃的な大幅減益予想を出しました。

また、エニグモが今年の3月17日に本決算発表を行いました。
その中で、今期の営業利益が7.02億円(前期比▲41.3%)となる大幅減益予想を出しました。

大幅減益予想が嫌気されて、上記2社の株価は決算発表日の翌日に急落しました。

しかし、急落した後すぐに株価は大幅反発しています。


GMOペパボの場合は、決算発表前の終値が4,110円。決算発表翌日には▲8.76%となる3,750円をつけるなど株価が急落しました。しかし、その後は株価は右肩上がりに上昇し続けて、4月20日終値は9,420円と株価は2倍以上に急騰しました。

エニグモの場合は、決算発表前の終値が1,040円。決算発表翌日
には一時▲15.88%となる858円をつけるなど株価が急落しました。しかし、その後に株価は反発して、決算発表からわずか2週間後の今月1日には株価1,090円をつけて年初来高値を更新しました。


一般的に本決算で大幅減益予想を発表した会社の株価は大きく下がる傾向にあります。

しかしながら、上記の2社は発表翌日には株価が急落したにもかかわらず、その後、短期間で株価は大幅反発しました。


なぜ、このようなことが起こったのでしょうか。

その理由、上記2社の大幅減益予想は、将来の成長を見据えた積極的な費用投資による一時的な落ち込みによるものであり、決してマイナス一辺倒の内容ではないと投資家に理解されたからです。





話を元に戻します。


実は、アイスタイルの今期(2015年6月期)の大幅減益予想も上記2社と同じものなのです。

中期経営計画達成に向けたシステム開発投資、広告宣伝費、新たな事業の開始にかかる費用など積極的な投資を行うために、今期は大幅減益になるという予想です。

よって、今期の営業利益(予想)2.54億円の約6倍となる来期の営業利益(予想)15億円の数値目標設定は想定の範囲内といえます。





それでは次に、今期(2015年6月期)の営業利益(予想)2.54億円は達成可能な数字なのかをみていきます。

すでに今期は第2四半期までの決算を発表済みです。

第2四半期の決算は次の数字で着地しています。



image

(※上記画像は、同社の2015年6月期第2四半期決算説明資料から抜粋。)


売上高は前年同期比+32%と好調に推移し、通期予想に対する進捗率は59.9%
営業利益、経常利益、当期純利益は、すでに通期予想を大きく超過

けれども、会社側は下期の売上見通しが不透明、下期ローンチ予定のスマートフォンサイトリニューアルに関する開発投資を強化予定、業務委託費等の一時的な費用増を見込むことから、通期業績予想は据え置きました。


しかしながら、期初の会社予想を大きく上回る結果となっていることは明白で、会社四季報が今期の売上高(予想)を82億円(※会社予想比+11.4%)、営業利益を4.5億円(※会社予想比+77.2%)と大幅上方修正したこと等によって、第2四半期決算発表以後、株価は大きく上昇しました。


よって、今期(2015年6月期)の営業利益(予想)2.54億円を確実に達成できる状態にあるだけでなく、大きく上振れして着地する可能性が高まっています。


会社の期初予想を大きく上回る結果となっている理由に、マーケティング事業と小売事業の店舗事業が想定以上に好調に推移していることが挙げられます。

紅の鹿はマーケティング事業については不得手な分野のため、マーケティング事業については割愛させていただきますが、得意分野の小売事業の店舗事業について少し触れておきます。


店舗事業は今期売上予想73.59億円の約3分の1を占める事業です。
店舗事業の今期売上予想は24.71億円(※前年比+6.2%増)。


image

(※上記画像は、同社2014年6月期通期決算説明資料から抜粋。)


今期の期初予想時点での店舗事業では、上記の画像のとおり売上高+6.2%増を計画していました。

ところが蓋を開けてみると、既存店舗が首都圏の好立地に位置していたことから免税対応導入後にインバウンド(訪日外国人客)需要を大きく取り込むことに成功し、今期の既存店売上高は月平均で約+30%増(※紅の鹿独自調べによる)と期初予想を大きく上回る数字で推移しています。


さらに、昨年11月には訪日外国人客が多く訪れる大阪道頓堀にTSUTAYAとのコラボレーション店である@cosme store/ TSUTAYA EBISUBASHI店を新規オープンしています。なお、この新店は、第2四半期決算説明会の質疑応答の中で、”予算(※期初予想)にはあまり盛り込んでいなかったが現在のところ順調に成長している”との回答がありましたので、既存店舗と同様、インバウンド需要を取り込みながら売上が順調に伸びていくことが期待されます。

また、エビデンスはなく紅の鹿の勝手な想像になりますが、アイスタイルの強みのひとつであるO2O(※実店舗での購入につなげるためにネット上で行われる、販売促進やマーケティングなどの活動)の強化が店舗事業の売上の底上げにつながったのではないのかと思っています。

以上の結果、店舗事業の第2四半期累計の売上高は14.33億円となり、
前年同期比約+37%増を記録しました。
期初予想+6.2%増を大きく上回っています


以上で、中期経営計画と今期(2015年6月期)の第2四半期決算についての現状説明を終わります。







それでは、いよいよ本題のアイスタイルの中期経営計画に焦点を当てます。


ここで重要なポイントは次の2点です。

(1) アイスタイルが7月下旬に予定している2015年6月期本決算発表時に、来期の業績予想として中期経営計画に沿った売上高100億円、営業利益15億円を出してくるのか否か。

(2) 中期経営計画は達成可能であるのか、それとも達成は困難であるのか。



まずはじめに(1)について。

紅の鹿の予想では、7月下旬に予定している2015年6月期本決算発表時に、来期の業績予想として中期経営計画に沿った数値目標を発表する確率は非常に高いと考えています。




その根拠のひとつが次のアイスタイルの吉松社長のインタビュー記事(※日本証券新聞社2014年11月17日付)です。

・(--2016年6月期に売上高100億円、営業利益15億円の数値目標を掲げる中期経営計画を推進している。) 吉松: 今6月期(※2015年6月期のこと)は期初に保守的な事業計画を立案したが、これはシステム開発投資の償却ピークや新たな施策のための投資を見込んだためであり、来期(※2016年6月期のこと)からの成長を見据えた準備期間と位置づけている。中期計画の見直しは考えておらず達成に向けた改革を進めている。

(上記の黄色の蛍光ペンを塗っている箇所は上記のインタビュー記事からの一部抜粋になります。)


この記事で一番重要なポイントは、昨年11月17日時点では吉松社長は中期経営計画の見直しを考えていないということです。

言い換えれば、今期(2015年6月期)の営業利益が計画している2.54億円を下回らないかぎり、来期(2015年6月期)の営業利益計画15億円は見直さないということです。
もしかりに、今期予想2.54億円を下回ることになれば見直しの必要がでてくるでしょう。

そしてその後、インタビューから2か月半後に発表された第2四半期決算では、前述のとおりインバウンド需要の押し上げにより想定以上に推移している店舗事業が寄与したことなどによって、会社の期初計画を大きく上回る数字を記録しました。

今期(2015年6月期)の営業利益(予想)2.54億円を確実に達成できる状態にあるだけでなく、大きく上ブレして着地する可能性が高まっている状態です。


したがって、インタビュー当時より業績が上向いている現在の状況で、中期経営計画の見直しを行うことはありえないというのが紅の鹿の推定です。


よって、アイスタイルは7月下旬の決算発表時に来期(2016年6月期)の業績予想として中期経営計画に沿った売上高100億円、営業利益15億円を発表するはずです。




以下、紅の鹿の独自予想になります。

今期中に投資関連費用等を先行して費用計上するという会社の意向があることから、来期に大きな特別損失(※固定資産除却損、ソフトウェア除却損、減損損失など)が発生する可能性は極めて低く、来期の営業利益が15億円であれば、来期の純利益は8.5億円前後になると推定できます。

営業利益15億円、純利益8.5億円の場合、EPSは約59円になります。

株価873円(4月20日終値)で算出した来期予想PERは14.8倍になります。
(※計算式: 株価873円÷EPS59円=14.79)


アイスタイルの適正PERがどのくらいであるのかの判断は難しいのですが、会社四季報に記載されているアイスタイルの比較会社の会社四季報来期業績予想から算出した来期予想PERは次のとおりです。

・カカクコム 来期PER32.1
・クックパッド 来期PER40.8
・エムスリー 来期PER63.5

さすがに上記3社と比べるとアイスタイルの評価は落ちるでしょうが、会社設立以来、14年連続で増収(※今期で15年連続増収達成見込み)を続けているインターネットビジネス関連の成長企業であることを考慮すると、PER30.0前後が適正な水準であるのかなと思っています。

ちなみに会社四季報の来期予想は営業利益7.5億円、純利益4億円、EPS28.0円のため、4月20日終値873円で算出した来期PERは31.2となり、会社四季報の来期予想を織り込む形ですでに株価が推移しているのであれば、PER30.0が適正な水準といえるかもしれませんね。



しかしながら、今から3か月後の7月下旬に予定されている2015年6月期本決算発表時に、来期の業績予想として中期経営計画に沿った数値目標(売上高100億円、営業利益15億円)を発表しただけでは、PER30.0の評価を株式市場から受けることはないでしょう。

なぜならば、発表された売上高100億円、営業利益15億円という数値目標が本当に達成できるのがわからないからです。中期経営計画が未達となるリスクが残っています。


そのため、7月下旬の本決算発表後すぐにPER30.0の評価を株式市場から受けることはないでしょう。

けれども、会社四季報予想を大きく上回る(※来期営業利益は会社四季報予想が7.5億円のため、15億円は会社四季報予想の2倍である。)数字であることから、株式市場で好感されるはずです。業績予想発表直後の最低ラインとしてPER20.0となる株価1,180円ぐらいまでは株価の上昇が見込めるのではないかと考えています。
(※計算式: EPS59円×PER20.0=1,180円)

もしそのとおりに株価1,180円になれば、
現在の株価(4月20日終値)は873円のため、
株価は3か月後に+35%上昇することになります。


そして、中期経営計画を達成して来期PER30.0の評価を株式市場から受けられれば、株価は1,770円になります
(※計算式: EPS59円×PER30.0=1,770円)

現在の株価(4月20日終値)は873円のため、
株価は15か月後に+103%上昇することになります。

今から15か月後には株価が約2倍になる可能性を秘めています。
※中期経営計画より上ブレして着地したり、PER30.0以上の評価を受けられれば、さらに株価は上昇する可能性も。



もちろんそこが終わりではありません。

15か月後に発表される来期(2016年6月期)の本決算では、2017年6月期を開始年度とする新たな中期経営計画が策定されるはずです。同社は2017年以降も成長し続けるでしょう。





長くなりましたので、そろそろまとめに入ります。

今回の分析記事で重要なポイントは次の2点です。

(1) アイスタイルが7月下旬に予定している2015年6月期本決算発表時に、来期の業績予想として中期経営計画に沿った売上高100億円、営業利益15億円を出してくるのか否か。

(2) 中期経営計画は達成可能であるのか、それとも達成は困難であるのか。


紅の鹿は、上記(1)の中期経営計画に沿った業績予想の発表は、前述したように非常に高い確率でありえると考えています。

その一方、上記(2)については正直なところ現時点ではどのような結果となるのかはわかりません。今後、既存事業と新規事業がどれだけ伸びるのかによるでしょう。
(※もちろん株主としては達成可能であると期待していますよ。達成できないと予想するのであれば株主にはならないですからね(笑))




「今、アイスタイルの株式は買いどきか否か!?」

答え合わせは中期経営計画の達成の可否が判明する15か月後に。

なお、くれぐれも株式投資は自己責任でお願いします。


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自己紹介
紅の鹿。個人投資家。
スタジオジブリの映画「紅の豚」をこよなく愛する。

2005年に株式投資を開始しました。
2013年11月23日にlivedoorブログ「紅の鹿の日記」を開設。

2014年4月11日~2015年4月10日の1年間、「下落相場に強く、好業績が見込める企業に投資する」(※具体的には、以下の投資基準の両方または片方に適合する企業に投資する)という投資方針に基づいて株式投資を行い、1年間のパフォーマンスが+100%超えを記録しました。
・投資基準1:「2014年4月11日の株価が2014年1月1日より上昇している」かつ「今期、過去最高益を見込んでいる」企業に投資する
・投資基準2:「日経平均株価が急落した2014年10月1日~16日までの期間に株価が上昇している」かつ「好業績が見込める」企業に投資する

2014年10月29日から信用取引を開始。
2015年4~5月には、FPG株への投資で失敗。信用取引を封印。

2015年5月22日にlivedoorブログ「紅の鹿投信」を立ち上げ。

2015年7月24日に信用取引を解禁して、地方の食品スーパー5社へ集中投資を行う。

2015年8月24日に、数日前に公募増資を発表していたノジマの株式を買い増しするために食品スーパー5社の株式を売却。8月26日にノジマの公募増資の中止が決定。

2015年10月1日にlivedoorブログ「紅の鹿投信」を「紅の鹿の日記」へ移管・統合。

2015年10月からファンダ個別株投資・ベアETFヘッジ法(※ファンダメンタルズ分析に基づいて個別株を購入したときに、個別株を購入した金額と同額のベアETFも購入する投資手法)を実行に移す。高配当利回り株投資法、決算跨ぎ空売り投資法、アノマリー投資法なども実行に移す。

2015年12月に億り人(=株式投資で1億円を稼いだ個人投資家)になる。

2016年1月から個別株ショート(空売り)の勉強および実践に注力する。

2016年2月下旬から外国株式の高配当利回り株投資(配当貴族投資など)を実行する。
2016年3月末から配当成長株投資を本格化。

2016年6月に配当成長株投資を中止。ファンダ個別株投資に再び資金を集中させる。
年始からの複数のしくじり投資により、2016年8月に資産が8,000万円まで落ち込む。

2016年11月、投資資産1億円に回復(※パートナーエージェント、ゲンキーのおかげ)。
2016年12月31日、株式投資資産額1.07億円。

2017年の投資方針は「優位性がある投資手法」。具体的には、時間軸は、短期ではなく、12か月以上の中長期。株式銘柄選別は、テーマ株ではなく、小売・外食・サービス株または増配が期待できる高配当利回り株。

2017年3月、株式投資資産額1.16億円。
2017年3月、東証2部新規上場初値買い投資法を実行する。
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