今年の5月21日に「営業利益率7.0%以上の外食チェーンの株式を買えば儲かり、5.0%未満を買えば損をする」という記事を書きました。

記事の中で、
”過去10年(2009年~2018年)に新規上場(IPO)した外食チェーンは18社でした。
IPO時の営業利益率が7.0%以上は18社中6社あったが、6社すべての株価がIPO初値よりも上昇しています。
よって、IPO時の営業利益率が7.0%以上(水色)のグループに属するNATTY SWANKYの株価は、初値3,930円を超えてくる可能性が極めて高いと推定できます。
IPO初値3,930円まで株価が戻ると、現在の株価2,623円から+49.8%の株価の上昇が期待できます。”
と書きました。

あれから約3か月が経過しましたが、本日、NATTY SWANKYの株価がIPO初値超えを達成。

natty1

ブログ記事に書いたとおりの結果となりました。
株価は約3か月で+50%(=1.5倍)。

営業利益率7.0%以上の外食チェーンの株式を買えば儲かり、5.0%未満を買えば損をする」という優位性に基づいてNATTY SWANKYに投資をした人は、利益を得ることができましたね。


以上で今回の記事を終わりにしてもよいですが、3か月前に記事を書いた後に、新たにIPOした外食チェーンが1社出てきましたので、少しだけ補足しておきます。

その1社とは、6月27日にIPOしたステーキ&ハンバーグレストラン運営のあさくまです。
asakuma2

あさくまの現在の株価は、IPO初値から下落しています。
しかしながら、IPO時の営業利益率に目を移すと、あさくまの営業利益率は8.32%と7.0%を超える水準です。つまり、IPO時の営業利益率が7.0%以上(水色)のグループに属します。
(※営業利益率のグループ分けの詳細は、5月21日の当ブログ記事に書いています。詳しくは過去記事を参照ください。)

asakuma

あさくまの株価はIPO初値から下落していますが、例えば、現在は株価が上昇しているIPO時の営業利益率が7.0%以上(水色)のNATTY SWANKYやギフトも、IPO後から数か月は株価が軟調で大きく株価が下落する場面もありました。けれども、その後に株価が反発して現在の株価はIPO初値を超えるまで上昇しています。

そのため、現在のあさくまのIPO初値から下落した株価は、逆に大きなチャンスといえます。

過去10年(2009年~2018年)に新規上場(IPO)した外食チェーンは18社のうち、
(1) IPO時の営業利益率が7.0%以上水色は6社あったが、6社すべての株価がIPO初値よりも上昇している。(※2019年にIPOしたNATTY SWANKYを含めると7社すべてがIPO初値よりも上昇)
(2) IPO後の数か月で株価が大きく下落したギフトも、IPO初値を超えて株価が上昇している。(※2019年にIPOしたNATTY SWANKYもIPO後の数か月で株価が大きく下落していたが、本日、IPO初値を超えた
(3) IPO時の営業利益率が7.0%以上水色の6社中3社、つまり、2社に1社(=50%)は株価がIPO初値から2.5倍以上に上昇している。

上記(1)~(3)の根拠から、IPO時の営業利益率が7.0%以上(水色)のグループに属するあさくまの株価は、初値1,834円を超えてくる可能性が極めて高いと推定できます。

IPO初値1,834円まで株価が戻ると、現在の株価1,661円から+10.4%の株価の上昇が期待できます。

さらに、50%の確率で株価が初値から2.5倍以上(=株価4,585円)に上昇します。
現在の株価1,611円から+184.6%(=2.8倍)の株価の上昇が期待できます。


あさくまが今月9日発表した第1四半期決算は、営業利益の進捗率が悪いのですが、新規出店費用や静岡県下5店舗の出店候補物件の取得費用がかさんだこと、6月のメニュー改訂で人気商品の「あさくまハンバーグ」を平日限定で値下げする価格戦略が功を奏して同商品の販売数が1.5倍に伸びたこと、第4四半期に利益が偏重することなどから、過度な心配は不要です。

また、日米貿易交渉の9月末の署名が濃厚となり、年内の発効が現実味を帯びてきました。
そのため、今年の冬から米国産牛肉の関税が引き下げられ、米国産牛肉を主要食材として取り扱っているあさくまには追い風が吹きそうです。
業績面では、第3四半期以降から関税引き下げの恩恵が受けられそうで、業績上振れ期待が高まってくるでしょう。
そして来期は、関税引き下げが1年間フル寄与します。
さらに、最近の円高傾向も追い風です。