株式投資家であれば、誰もが一度はつかみ取ってみたいものが、テンバガー(株価10倍)です。

夢のまた夢。
宝くじと同じように運に恵まれた者にしか当たらないもの。

そう考えている方は多いかもしれません。
実際に、僕もテンバガーをつかみ取った経験は一度もありません。

しかしながら、テンバガーをつかみ取る確率を上げる方法はあります。
過去のデータからテンバガーになった会社の条件を抽出・分析したら、テンバガーになりやすい会社、なりにくい会社の傾向がみえてきます。

例えば、外食チェーンの場合。

2004年3月1日に新規上場したワイズテーブルコーポレーションから2018年10月19日に新規上場したギフトまで、過去15年(2004年~2018年)でIPO初値から株価がテンバガー(株価10倍)を達成した外食チェーンは、下記の表のとおり5社ありました。

tenbaga

串カツ田中、ペッパーフードサービス、トリドールの3社は、テンバガー達成後に株価が下落して、現在はIPO初値から株価は10倍にはなっていませんが、一度はテンバガーを達成しました。物語コーポレーションとアークランドサービスの2社は、現在もテンバガーを超えています。

上記の表で注目してほしいところが、IPO時の営業利益率IPO初値の時価総額です。
(※ペッパーフードとトリドールは、当時のIPO時の業績予想の欄に営業利益予想が書かれていなかったため、経常利益≒営業利益、経常利益率≒営業利益率とみなして記載しています。)

5社すべてIPO時の営業利益率が7.0%以上でした。

また、5社すべてIPO初値の株式時価総額が15,000百万円未満(=150億円未満)でした。
例えば、IPO時の時価総額が1,000億円であれば、テンバガーになるためには時価総額1兆円になる必要があり、日本の株式市場ではほぼ不可能です。
時価総額は小さいほうが良いのです。

よって、
外食チェーン株でテンバガー(株価10倍)を狙うのならば、次の2つの条件を同時に満たす会社を買えば良いのです。
IPO時の営業利益率7.0%以上
IPO初値の時価総額15,000百万円未満


以上の過去データから、今後、テンバガー(株価10倍)になる可能性がある、つまり上記の2つの条件を同時に満たしているテンバガー(株価10倍)有力候補を探し出してみましょう。

今月21日の当ブログ記事「営業利益率7.0%以上の外食チェーンの株式を買えば儲かり、5.0%未満を買えば損をする」の中で、過去10年(2009~2018年)の外食チェーンのIPO時の営業利益率を掲載しましたが、営業利益率が7.0%を超えていたのは、ギフト、串カツ田中、コメダホールディングス、ヨシックス、SFPダイニング、チムニーの6社でした。2019年に新規上場したNATTY SWANKYも営業利益率が7.0%を超えています。

また、これらの営業利益率7.0%以上の7社の中で、すでにテンバガーを達成した串カツ田中を除いた6社のうち、IPO初値の時価総額が15,000百万円未満だった会社は、ヨシックスとNATTY SWANKYの2社です。

よって、ヨシックスとNATTY SWANKYの2社のみがテンバガー(株価10倍)の条件であるIPO時の営業利益率7.0%以上とIPO初値の時価総額15,000百万円未満を満たしていてテンバガー(株価10倍)有力候補といえます。

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ただし、ヨシックスはすでにIPO初値から株価が約3倍になっているため、初値からテンバガーを達成しても、株価は約3.3倍の上昇余地しか残っておらず、実際にテンバガーを手にすることはできません。

その一方、2か月前に新規上場したばかりのNATTY SWANKYは、現在の株価が初値を下回っていますので、今のうちにNATTY SWANKYの株式を購入しておけば、数年後または10年後にはテンバガーを手にすることができるかもしれません。

外食チェーン株でテンバガー(株価10倍)をつかみたいのであれば、NATTY SWANKYを買ってガチホ(長期保有)してみてはいかがでしょうか。