いきなりステーキを運営しているペッパーフードサービスの株価が軟調です。

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株価は、一昨年11月につけた8,230円をピークに下がり続けています。
ピークアウトしてから約15か月後の現在、株価は3,015円まで下がりました。

ペッパーフードサービスの株価が一昨年(2017年)の1年間で数倍にまで上昇した大きな理由は、いきなりステーキの快進撃でした。そして、昨年(2018年)に株価が半値以下にまで下がった理由は、いきなりステーキの成長鈍化&失速懸念でした。

いきなりステーキの既存店売上高は2017年4月から2018年3月まで1年間にわたってプラスが続き、2018年4月から2018年11月まではその反動でマイナスが続きました。
そして株価は、既存店売上高プラスを後追いする形で上昇続け、その後既存店売上高がマイナスに転落すると、株価も下落に転じて今に至ります。

既存店売上高の前年割れが続く現在、TV、雑誌、ネットなどさまざまなメディアにおいて、いきなりステーキの苦戦が報じられるようになりました。
下記の東洋経済の記事はその典型的なものです。
いきなり!ステーキ、急成長の陰に潜む誤算


しかしながら、この流れが大きく変わる時期がやってきました。
もともと、2017年はTVなどさまざまなメディアでいきなりステーキが取り上げられて宣伝効果があったことから、上記のとおり2017年4月から2018年3月までの既存店売上高はプラスと好調に推移しました。そして、丸1年が経ってその反動として前年ハードルが高くなった2018年4月以降は既存店売上高がマイナスに転じました。
これは、ある意味しかたがないことです。前年のハードルが高すぎたのだから。

2018年3月まで既存店売上高プラスが続いたため、2019年3月までは前年のハードルが高いと考えてしまうかもしれませんが、実は2017年12月、2018年1月は2017年11月までと比べて高くはありません。

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例えば、上記は2017年下半期のいきなりステーキの月次売上実績ですが、2017年8月~11月の5か月間は既存店売上高が+30.0%前後の大幅な伸びを記録しました。
その一方、12月は+8.1%と一桁の伸びにとどまっています。

12月の伸びが鈍化した大きな理由は、厳冬です。
2017年下半期のいきなりステーキは今よりも大人気で店頭には行列がたくさんできていました。
しかしながら、2017年12月は厳冬であったため、屋外の寒い場所で並んで待つには厳しい環境でした。そのため、寒い中わざわざ並んでまで食べる気にはなれず、11月までと比べて既存店売上高の伸びが鈍化しました。

つまり、厳冬のために2017年12月の既存店売上高は、2017年11月以前と比べて伸び率が約20~30ポイント低くなっているため、前年ハードルがこれまでよりも低いです。

3連休明けの15日(火)にいきなりステーキの2018年12月の既存店売上高が発表される予定ですが、前述のとおりこれまでよりも前年ハードルが低くなっています。
さらに2018年12月は天候に恵まれ、休日が前年と比べて1日多いという追い風があります。

よって、2018年12月のいきなりステーキ既存店売上高が9か月ぶりにプラスになる可能性は高いと考えられます。

これまでに何度かブログやツイッターで書いてきましたが、現時点では国内のいきなりステーキが成長鈍化しているとは考えていません。2017年の反動が2018年にやってきただけで、業績は堅調に推移していると考えています。

その一方、TV、雑誌、ネットなどさまざまなメディアにおいて既存店売上高割れが続くいきなりステーキの苦戦が報じられているために、株主や投資家に疑心暗鬼が広がって株価が下落を続けています。
けれども、12月の既存店売上高がプラスに転じた場合、その評価が一変する可能性は高いと思っています。

いきなりステーキ、2018年12月既存店売上高プラスでペッパーフードサービスの株価再浮上へ

売り方(ショーター)は震えて眠れ!!!

※2019年1月25日追記
読者の方からご指摘を受けて、タイトル名の一部を変更しました。