今年の6月に、僕の優位性がある投資手法を11個書きましたが、このたび新たに1個を加えることに決めました。

6月の記事(過去記事)はこちら↓
http://cervorosso.blog.jp/archives/1071309952.html



12個目となる優位性がある投資手法の名称は、「ロングショート戦略」です。

時間軸は数日〜数か月。

ロングショート戦略では、値上がりが期待できる割安な銘柄(過小評価された銘柄)を買い、同時に値下がりが予想される割高な銘柄(過大評価された銘柄)を空売りします。買う銘柄と売る銘柄は同業種、買いと売りのポジションサイズは同額にします。

今までは、月次売上や決算進捗率などを参考にして、今後値上がりが期待できそうな銘柄や値下がりが期待できそうな銘柄を探し出して、株式を買ったり売ったりしていました。
しかしながら、地合いが悪いときには買いのみの保有ではどうしても損失が拡大しがちです。(同様に、地合いが良いときには売りのみの保有では損失が膨らみがちです。)

そこで、買いポジションを持つと同時に比較的似たような値動きをしやすい同業種の売りポジションを持つ(=売りでヘッジする)ことで、地合いの影響を大きく減らす狙いがあります。同様に、売りポジションを持つときは同時に買いポジションを持ちます(=買いでヘッジする)。

同業種で買いと売りの両方ができる銘柄は主に東証1部の中型株・大型株に限られるため、値動きは比較的緩やかなものとなります。また、買いと売りの2つのポジションを持つため、買いだけまたは売りだけのときよりも一銘柄あたりのポジションサイズは小さくなります。
そのため、攻めの投資というよりは守りの投資です。

負けない投資を心がけている僕に適した投資手法だと考えてます。


具体的な事例を挙げておきます。

(1) 外食チェーン
〔買い〕3221 ヨシックス 〔売り〕3193 鳥貴族

⇒直近の四半期決算、月次売上、PER等を考慮。また、直近の四半期決算では鳥貴族のように増収減益になる外食チェーンが多い中、ヨシックスは増収増益と健闘。外食セクター全体が不人気となりセクター総売りの流れとなっているが、業績堅調のヨシックスにはいずれ見直し買いが期待できる。今後、いちよしまたは東海東京のレーティング発表を機に株価が上昇するかも。鳥貴族の売りはヘッジ。

(2) ホームセンターチェーン
〔買い〕7516 コーナン商事 〔売り〕3564 LIXILビバ

⇒直近の四半期決算の営業利益は、コーナン商事が減益となり株価は弱含み、LIXILビバは増益となり株価は急騰して強含みの動き。しかしながら、LIXILビバは増益幅が約1億円で、前年同四半期に発生した一時的な特殊要因である上場記念賞与約2億円を除くと実質的には減益決算であり、過剰反応しすぎではないかと考える。過去数か月の月次売上高の傾向は、LIXILビバよりもコーナン商事のほうが良い。コーナン商事の買いはヘッジ。

(3) 靴チェーン
〔買い〕2670 エービーシー・マート 〔売り〕8185 チヨダ

⇒チヨダの株価を支えているのは高配当と自社株買いであると考える。しかしながら、直近四半期決算で下方修正を発表した結果、配当性向は94%まで上昇。今後の自社株買いは難しく、さらなる業績下方があれば減配を余儀なくされる。ロコンドが攻勢を強め、ZOZOがZOZOスーツの靴バージョンを始める可能性が高いことから、今後も業績好転の兆しは見えない。エービーシー・マートの買いはヘッジ。


なお、上記の事例は、実際に過去に僕が実行に移したものです。説明のために挙げただけで、当時の株価水準では最適な組み合わせと考えて実行に移しましたが、現時点の株価水準では最適な組み合わせではないかもしれません。その点はご留意ください。