ウェッジHD。

今から1年半前の2016年後半~2017年前半にかけて個人投資家の間で人気化した会社。

著名な個人投資家、凄腕個人投資家がツイッター、ブログ、マネー雑誌でとりあげたこと、同社の業績が急拡大していたことなどから株価が短期間に急騰。
2016年9月~2017年2月の半年間足らずで、ウェッジHDの株価は約4倍にまで上昇しました。
その後は一転。2017年3月に同社の業績急拡大を支えていた海外子会社であるGroup Lease(以下、GLとする)の決算への疑義報道をきっかけに株価は大暴落しました。

当時、株式投資をしていた個人投資家の中では知らない人はいないと言っても過言ではないほど、一世を風靡した会社です。


・・・あれから1年半の月日が流れました。
そして、2018年8月現在、ウェッジHDの再来、ウェッジHDを連想させる会社が登場してきました。

その会社は、3556 リネットジャパングループ(以下、リネットジャパンとする)です。

当時、ウェッジHDの業績急拡大を支えていたのが、海外子会社のGLです。
GLは、主に東南アジアで手がけていたファイナンス事業が大ヒットして急成長していました。
このファイナンス事業の成長性に注目した個人投資家が、ウェッジHDの株式を買い集めました。

一方、リネットジャパンは今期に入ってから、海外子会社が手がけるカンボジア・ファイナンス事業が急拡大する兆しをみせています。

これまでの主力事業であるネットリユース事業の陰に隠れて目立ってはいませんが、このカンボジア・ファイナンス事業は、GLのファイナンス事業を彷彿とさせるものがあります。

もちろん、GLのファイナンス事業とリネットジャパンのファイナンス事業の中身は異なりますが。

カンボジア・ファイナンス事業は、
(1)車両販売事業
(2)マイクロファイナンス事業
(3)リース事業
(4)人材送り出し事業
という4つの事業で構成されています。

各事業の詳細については、同社の決算補足資料(
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1623904)等を参照していただけたら理解がより深まると思います。

例えば、マイクロファイナンス事業について。

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上記画像のとおり、今年2月に買収したソーシャルマイクロファイナンス機関であるチャムロン社(※リネットジャパンが筆頭株主。持分比率90%)が手がけるマイクロファイナンス事業は、リネットジャパンからの親子ローンが業績に寄与し始めていて直近好調です。
6月度の税引き前利益は10.5百万円。
チャムロン社は12月決算会社で、リネットジャパンに買収される前の2017年12月期の決算では経常利益が13.7百万円でした。
よって、去年1年間で稼いだ利益の約75%をわずか1か月で稼いでいることになります。
現時点では、チャムロン社の業績はリネットジャパンの2018年9月期の業績には含まれてはいませんが、今後連結化を実施すると記載があるため、2019年9月期には反映されるでしょう。
親子ローンをてがけてから業績が急拡大していることを考慮するとかなり保守的にはなりますが、例えば単純計算で10.5百万円×12か月×90%(持分比率)=113百万円がリネットジャパンの2019年9月期に加算されます。

リネットジャパンの今期2018年9月期の経常利益予想は158百万円です。
2019年9月期にはチャムロン社の業績が連結化されることで最低ラインとして113百万円の上乗せが期待できます。
この数字はなかなかのインパクトがあります。

また、マイクロファイナンス事業以外にも、人材送り出し事業や前年同期比1234%増、期首計画の3倍を上回るベースで進捗している車両販売事業。

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さらに、リネットジャパン51%、SBIホールディングス49%でカンボジアリース会社「エリン社」を買収して新たに始める予定のフィンテックを活用した自動車、バイク、オート三輪、農業機器等のリース事業があります。
特にSBIホールディングスと新たに始める事業は将来性があります。SBIホールディングスが参戦するぐらいですから、1億、2億円という額ではなくもっと大きな数字を狙える事業になるはずです。

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その事業内容から、一見するとウェッジHD(およびGL)を連想させるリネットジャパン。
ウェッジHDのときのように、まずは業績急拡大期待から株価急騰という流れになるのでしょうか。
そして・・・それとも・・・!?

リネットジャパンの今後の事業展開、業績、株価に注目です。

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