前々回および前回の記事の続きです。

時間軸がデイのロング、時間軸がデイのショート、時間軸が数日のロング、時間軸が数日のショート、時間軸が数週間~数か月のロング、時間軸が数週間~数か月のショート、時間軸が1年以上のロングなど、複数の優位性がある投資手法を揃えられたときに、より一層負けない投資家になれる。

それでは次に、優位性がある投資手法についてもう少し掘り下げてみたいと思います。

数百年続く長い株式投資の歴史の中で、さまざまな投資手法が生み出されてきました。
スキャルピング、デイトレ、スイング、バリュー投資、成長株投資、モメンタム投資、テクニカル投資、ファンダ投資など。
もう少し細かな分類で個人投資家に馴染みの深いものを挙げると、優待バリュー投資、東証1部昇格先取り投資、新高値ブレイク投資、ストックビジネス投資、特許情報投資、月次売上投資、スマホアプリセールスランキング投資、パクリ投資など。

さて、これらの投資手法の中で、優位性がある投資手法とはいったいどれなのでしょうか。

ある人は、バリュー投資は優位性があるが成長株投資は優位性がないというでしょう。また、ある人は、ファンダ投資は優位性があるがテクニカル投資は優位性がないというでしょう。また別の人は、パクリ投資に優位性があるというかもしれません。
実は、これらはすべて正しいのです。

なぜなら、優位性がある投資手法は個人投資家ひとりひとり異なるからです。

投資手法を実行に移す個人投資家がどのような人物であるかによって、優位性がある投資手法が変わります。

個人投資家は性格、年齢、人生経験、投資資金量、兼業か専業か、投資可能期間、株式投資経験、興味があること、苦手なことなどがひとりひとり異なります。

そのため、個人投資家Aさんにとって優位性がある投資手法が、個人投資家Bさんにとっては優位性がない投資手法となってしまうことがありえるのです。

例えば、優待バリュー投資は個人投資家のみきまるさんには優位性がある投資手法ですが、個人投資家のテスタさんには優待バリュー投資は優位性がある投資手法とはいえません。
その一方、スキャルピングはテスタさんには優位性がある投資手法ですが、みきまるさんには優位性がある投資手法とはいえません。

また、個人投資家界隈では評判がよくないパクリ投資ですが、個人投資家X、Y、Zさんの保有株の中からある一定の条件を満たした銘柄をパクるとする。題して「XYZパクリ投資法」というものをFさんが見つけ出したとしましょう。
それを10回実行してトータルで利益がでた。さらにその後に10回実行してまたトータルで利益がでた。自信を深めて新たに10回実行してまたトータルで利益がでた。さらに10回実行してまたまたトータルで利益がでた。10回ごとの合計で確実に利益がでている。もちろん総計となる40回合計でも利益がでている。
この場合、「XYZパクリ投資法」はFさんにとっては優位性がある投資手法であるといえるのではないでしょうか。

以上のことから、個人投資家それぞれ優位性がある投資手法が異なるということを理解したうえで、自分だけのオリジナルの優位性がある投資手法を探し出さなければ”負けない投資家”になることはできないのです。