前回の記事の続きです。

「相場が投資手法に合った動きをしたときに勝てる。」

相場が主語であれば、主語にあう述語、つまり、投資手法をどれだけ用意できるかが勝敗を分けます。
したがって、勝つためには、投資手法をできるだけ多く用意すれば良い。言い換えれば、投資手法の数を増やせば増やすほど株式市場で負けなくなります。

それでは、優位性がある投資手法とはどのようなものでしょうか。

優位性がある投資手法とは、再現性がある投資手法であり、毎回一定金額を投資し続けて、利益がでることがあれば損失がでることもあるけれども、結果的にはトータルでは利益がでている投資手法です。期待値がプラスの投資手法です。

事例としては、次のようなものが挙げられます。

(1) 100万円を投資することを10回続けたときに、4回は損失がでた一方、6回は利益がでた。その結果、損失を上回る利益が得られた。その後、さらに10回続けたときには、3回は損失がでた一方、7回は利益がでた。その結果、トータルでは損失を上回る利益が得られた。
(2) 50万円を投資することを50回続けたときに、22回は損失がでた一方、28回は利益がでた。その結果、損失を上回る利益が得られた。その後、さらに50回続けたときに、20回は損失がでて、30回は利益がでた。その結果、トータルでは損失を上回る利益が得られた。
(3) 30万円を投資することを20回続けたときに、15回は損失がでた一方、5回は利益がでた。その結果、損失を上回る利益が得られた。その後、さらに20回続けたときには、12回は損失がでた一方、8回は利益がでた。その結果、トータルでは損失を上回る利益が得られた。

理想的なものは、1取引あたりの勝率が高く、さらにトータルでは利益がでるパターンです。上記(3)のように1取引あたりの勝率は低いけれども1取引あたりの利益額が大きいためにトータルでは利益がでるパターンも優位性がある投資法です。しかし、損失がでる回数が多いため、メンタル的には辛い面があります。
よって、1取引あたりの勝率が高く、さらにトータルでは利益がでる投資手法が一番良い投資手法といえます。


また、優位性がある投資手法は、ロング(買い)またはショート(売り)か、時間軸がデイ、数日、数週間、数か月、1年以上かで大別されます。

負けない投資家になるためには、時間軸が異なる投資手法、ロングとショートの両方の投資手法を複数揃える必要がでてきます。

なぜなら、時間軸が同じ(例えば、保有期間1か月以上)で、ロングのみの投資法だけしかなければ、〇〇ショックのような株式市場が大幅安となり、その後にじり安が長く続く相場がくると、負ける可能性が高くなるからです。

よって、時間軸がデイのロング、時間軸がデイのショート、時間軸が数日のロング、時間軸が数日のショート、時間軸が数週間~数か月のロング、時間軸が数週間~数か月のショート、時間軸が1年以上のロングなど、複数の投資手法を揃えられたときに、より一層負けない投資家になれるのです。