大きく勝つことよりも負けないことが大切である、と考えることが多くなってきました。

負けないこと、イコール、負けない投資。

負けない投資家になるにはどうすればよいのでしょうか。

ある一定規模以上の水準まで投資資産を増やした投資家の大多数は、増やした資産の大部分をひとつの投資手法から得ているもの。

かっこよくいえば、ひとつの投資手法を”極めた”ことで資産を大きく増やすことができた。別の言い方をすれば、たまたま採用していたひとつの投資手法がそのときの株式市場の時流に乗っていたおかげで資産を大きく増やすことができた。

けれども、そのひとつだけの投資手法で未来永劫、株式市場で勝ち続けられるのでしょうか。株式市場は常に変わり続けるものであり、株式市場に参入する投資家を取り巻く環境も変わり続けています。

短期間で資産を大きく増やした投資家が、その後に株式市場から退場する原因は、株式市場や投資家を取り巻く環境が変わっているにもかかわらず、これまでどおりひとつだけの投資手法に固執し続けたからかもしれません。

ここで、個人投資家のあらなみさんの言葉を拝借します。
「すごいやり方で勝てた、というのではなく、相場がやり方に合った動きをしたから勝てたのです。主語は、全部相場なんです。自分ではありません。」

相場が投資手法に合った動きをしたから勝てたのです。
相場が主語であれば、主語にあう述語、つまり、投資手法をどれだけ用意できるかが勝敗を分けます。
したがって、勝率を上げるためには、投資法をできるだけ多く用意すれば良いのです。
優位性がある投資手法の数を増やせば増やすほど株式市場で負けなくなります。

今、あなたは、優位性がある投資手法を何個持っていますか。
ぜひ数えてみてください。

ただ、株式投資で”負けない”=”大勝ちできる”ではありません。
投資資産には限りがあるため、複数の投資手法を採用することによって、資金効率が落ちるからです。
A~Eという5つの投資手法を採用していて、例えば、投資手法Dの投資条件を満たす投資先がない期間は資金の一部を寝かせることになります。
そのため、短期間で大勝ちしたい場合は、投資手法の数は少ないほうがよいでしょう。

大きく勝つことよりも負けないことが大切である、と考えることが多くなってきたこともあってか、最近は、優位性がある投資手法を見つけることが楽しみのひとつとなっています。
簡単には見つかりませんが・・・