今年3月、ローリスク・ミドルリターンの投資手法である「東証2部新規上場初値買い投資法」についての記事を書きました。

※過去記事「東証2部新規上場初値買い投資法を実行に移す」はこちら↓
http://cervorosso.blog.jp/archives/1065057252.html


上記の記事では、過去3年分のデータですが、これまでに要望にお応えする形で過去10年(2007~2016年)のデータを順次公開してきました。

そこで、最後に過去10年のデータをまとめておきます。


〔過去10年データ一覧〕

nendobetu

※年度別の詳細は、下記の当ブログの過去記事を参照ください。

2007年の東証2部新規上場初値買い投資法

2008年の東証2部新規上場初値買い投資法

2009年の東証2部新規上場初値買い投資法

2010年の東証2部新規上場初値買い投資法

2011年の東証2部新規上場初値買い投資法

2012年の東証2部新規上場初値買い投資法

2013年の東証2部新規上場初値買い投資法

2014年の東証2部新規上場初値買い投資法


2015年の東証2部新規上場初値買い投資法

2016年の東証2部新規上場初値買い投資法


過去10年で負けなし。
そして、パフォーマンス(=株価騰落率)も良好。
これぞ、ローリスク・ミドルリターンですね!!

通常、株式投資において、100%勝てる(=儲かる)投資手法は存在しませんが、「東証2部新規上場初値買い投資法」のようなローリスク・ミドルリターンの投資手法をひとつでも多く見つけ出せば、つまり、複数個見つけ出せば、株式市場で勝てる確率は確実に高まります。

規律と忍耐をもって。




〔補足事項〕

過去10年のデータを順次公開している途中で、読者の方から、
”購入は一定額とありますが、初値が幾らかいくらになるか分からないので、ある程度一定額にするのは難しいと思いますが、購入額は予想値のmaxで見られているのでしょうか。”
、という内容の質問を受けたため、改めて「東証2部新規上場初値買い投資法」についてまとめておきます。

「東証2部新規上場初値買い投資法」の具体的な手続きは、次のとおりです。

(1) 東証2部に新規上場するすべての会社の株式を上場初値で購入する
 (※マザーズ、ジャスダック市場から東証2部へ市場変更した会社は対象外)
(2) 東証1部指定承認のお知らせが会社から発表された日の翌日前場始値で株式を売却する
(3) 株式を購入するときの金額、会社毎に金額を変えるのではなく、ほぼ同じ金額(一定額)とする

〔初値で株式を購入するときの具体的な手順〕
先月10日に新規上場したウェーブロックホールディングスの事例を使用します。

購入は一定額ですが、これは投資資金の大小に左右されます。
例えば、500,000円としましょう。 東証2部に新規上場する株を500,000円分ずつ買い続けるケースです。

まず、下記のIPO初値予想ブログなどをチェックして、証券会社各社の予想初値などから初値が実際にいくらぐらいになるのかの目途をつけます。

・IPOストライカーの投資ブログ
http://ipo-striker.com/archives/52080077.html
→750円予想、750円予想、720円~750円予想など

・黒澤ファンド
http://96fun.com/article/ipoinfo/predict/16650/
 →720円予想、751円予想、740円予想など

上記の予想から、ウェーブロックホールディングスの初値は720円~751円になると推定できます。
そこで、500,000円分買うためには何株買えばいいのか計算します。

(a) 600株買った場合
720円×600株=432,000円、751円×600株=450,600円
よって、432,000円~450,600円の範囲におさまる

(b)700株買った場合
720円×700株=504,000円、751円×700株=525,700円
よって、504,000円~525,700円の範囲におさまる

上記の(a)と(b)のうち、500,000円に近いのは(b)のため、700株買うことに決めます。
ただし、例えば初値が755円となって、その後株価が下がらずに買えなくなることを避けるため、買い注文は指値で、751円より高めの、例えば950円の価格で注文を出しておきます。よって、上場初日の買い注文は”指値950円で700株”となります。

そして、実際に上場初日を迎え、初値がつきます。
ウェーブロックホールディングスの初値は上記の初値予想の下限に近い721円となりました。
よって、700株×721円=504,700円分の株式を購入したことになります。
500,000円に近い金額分を買うことができたという形になります。


東証マザーズ新規上場会社の初値は、会社の規模が小さくIT系などが多いため、公募価格2倍以上で初値がつくなどと大きく上昇するケースがあり証券会社各社の初値予想が外れることがあります。

その一方、ウェーブロックホールディングスのように東証2部に新規上場する会社は、地味な業態・業種の会社が多く、会社の規模もそこそこのため、東証2部新規上場の会社の初値は比較的平穏なものになることが多く、証券会社各社の初値予想の範囲内におさまります。