先月、ローリスク・ミドルリターンの投資手法である「東証2部新規上場初値買い投資法」についての記事を書きました。

※過去記事「東証2部新規上場初値買い投資法を実行に移す」はこちら↓
http://cervorosso.blog.jp/archives/1065057252.html


上記の記事では、過去3年分のデータですが、要望にお応えする形で過去10年(2007~2016年)のデータを順次公開しているところです。

昨日は、2010年の「東証2部新規上場初値買い投資法」について書きましたが、今回は2011年の「東証2部新規上場初値買い投資法」について書きます。


〔2011年〕

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2011年に東証2部に新規上場した会社(※マザーズ、ジャスダック市場から東証2部へ市場変更した会社は含まない)は、全部で4社ありました。

その中で、本日までに東証1部指定承認のお知らせを発表した会社は、島根銀行、日本ドライケミカルの2社です。この2社についてはお知らせ発表翌日の前場始値と上場初値を比較した株価騰落率をのせています。その一方、黒谷、スターフライヤーは、まだ東証2部にとどまっています。この2社については東証1部指定承認のお知らせを発表するまで株価騰落率は確定せず現在進行中のため、現時点の株価(2017年4月26日終値)で株価騰落率を計算しています。

2011年は、3月に東日本大震災が発生し、円高株安が進行しました。外国為替市場でドル円相場が一時76円台に突入し、1947年以来の円高ドル安水準を記録しました。
東日本大震災直後から日本企業は「六重苦」(超円高、電力価格の上昇、環境規制の厳しさ、法人税の実効税率の高さ、自由貿易協定の遅れ、労働規制の厳しさ)という苦しい経営環境に直面することになりました。
また、ギリシャの債務問題が欧州経済にネガティブな影響を与えていました。
12月末日の日経平均株価は8,455円(※前年末比▲17.3%)でした。

そのため、2011年に東証2部に新規上場した直後は、上記4社を取り巻く環境は非常に厳しいものでした。

黒谷の株価が下落していますが、日本ドライケミカルの株価が約2.1倍に上昇するなど4社中3社の株価が上昇したことで、2011年の「東証2部新規上場初値買い投資法」のパフォーマンスは、4社単純平均+38.8%となっています

なお、残り2社が東証1部指定承認のお知らせを発表した時点で、2011年の「東証2部新規上場初値買い投資法」のパフォーマンスが最終確定します。