9日にSRAホールディングスが第3四半期決算を発表しました。
※詳細はこちら↓
http://www.sra-hd.co.jp/Portals/0/ir/settlement/tanshin/tanshin1702.pdf


17年3月期第3四半期累計の連結経常利益は前年同期比11.2%増の31億円に伸び、通期計画の41.2億円に対する進捗率は75.2%に達し、5年平均の59.5%を上回りました

営業利益、営業利益率、経常利益、経常利益率、四半期純利益は、いずれも第3四半期累計期間としては過去最高の実績でした。好調ですね~。

売上高については、計画より若干未達となりましたが、同時に発表された1月度の月次売上高が前年同月から大きく伸びていたこと、期末に売上高が集中することなどから通期売上高計画の達成の可能性は十分に残っています。


ところで、SRAホールディングスについては、一つの区切りとなる本決算発表まで残り約3か月となりましたので、再度、現在の市況動向や株価水準等を反映させたうえで当ブログで取り上げます。

題して、ローリスク・ミドルリターンの株式投資手法である「高配当利回り株の先取り投資法」(3か月後に+37.9%の利益期待)をご紹介します。



通常、高配当利回りの会社の株価は、ある一定水準の配当利回りにサヤ寄せします。


現在は高配当利回りの銘柄が増えていますが、通常、東証1部上場の高配当利回りの会社の株式は、配当利回り4.00%の水準まで買われています。
(※配当性向100%以上または今期・来期の業績見通しが減収減益であるなど減配リスクが高い銘柄を除く)

そのため、今後、増配によって配当利回りが4.00%を大きく超えると予想される会社の株式を事前に購入しておき、増配が発表された後に配当利回り4.00%の水準にサヤ寄せする形で株価が上昇したときに株式を売却してキャピタルゲインを得ることができます。

まさに「高配当利回り株の先取り投資法」ですね!!

高配当利回り株の先取り投資法では、配当金と配当利回りに着目します。

SRAホールディングスは、一昨年6月に下記の中期経営計画(2016年3月期~2018年3月期)を発表済みです。

中期経営計画の最終年度となる2018年3月期目標は次のとおりです。
・売上高: 40,000百万円 
・営業利益: 5,000百万円
・営業利益率: 12.5%
・経常利益: 5,000百万円
・当期純利益: 3,500百万円
・EPS: 290.83円
・配当性向: 50%

※同社の中期経営計画の詳細を知りたい方は下記をご参照ください。
http://www.sra-hd.co.jp/Portals/0/ir/others/20150624.pdf



SRAホールディングスは、今から3か月後の2017年5月に2017年3月期本決算および2018年3月期業績予想を発表します。

2018年3月期業績予想が上記の中期経営計画の目標どおりであれば、EPS290.83円、配当性向50%となるため、年間配当金は145円になります。(※計算式: 290.83×50%=145.41)

現時点(2017年2月10日終値)のSRAホールディングスの株価は2,667円のため、3か月後の2018年3月期業績予想発表時の配当利回り(予想)は5.43%です。(※計算式: 145÷2,667×100%=5.43%)

配当利回り4.00%の水準にサヤ寄せする形で株価が上昇すると、株価は3,625円になります。
現時点(2017年2月10日終値)のSRAホールディングスの株価は2,667円のため、株価は3か月後に+35.9%上昇していることになります。

また、現時点でSRAホールディングスの株式を保有していると、来月の3月末の配当金を受け取ることができます。期末配当金(予想)は55円のため、配当利回り(インカムゲイン)は2.06%です。


しかしながら、ここでひとつだけ重要な点があります。

それは、今から3か月後に発表される2018年3月期の業績予想が中期経営計画の数値どおりになるのかどうかです。

企業はしばしば公表済みの中期経営計画を事前に下方修正することがあります。
もし、上記の中期経営計画が事前に下方修正されてしまうと先取り投資は失敗に終わってしまいます。
これが先取り投資のリスクです。


けれども、SRAホールディングスについては中期経営計画の下方修正の可能性はほぼありえないといっても良いでしょう。

SRAホールディングスは昨年8月30日に業績連動型有償ストック・オプションの発行を決議しました。

会社の長期的な業績拡大および企業価値の増大を目指すにあたり、会社で働く取締役および従業員の意欲・士気を向上させ、また経営参画に対する意識を高めることを目的に、取締役および従業員に対して有償にて新株予約権(有償ストック・オプション)が発行されるときがあります。

この有償ストック・オプションの中で、取締役および従業員が有償ストック・オプションを行使できる条件に業績目標を設定したものを、業績連動型有償ストック・オプションと呼びます。

昨年8月30日にSRAホールディングスが発表した業績連動型有償ストック・オプションは中期経営計画連動型と書かれており、行使できる条件(※業績目標)は次のとおりです。

・2018年3月期(またはそれ以前の決算期)の経常利益50億円以上または当期純利益35億円以上

※同社の業績連動型有償ストック・オプションの詳細を知りたい方は下記をご参照ください。
http://www.sra-hd.co.jp/Portals/0/ir/others/20160830.pdf


上記の行使条件は、前述の中期経営計画の数値目標と同じものになっています。

中期経営計画連動型のストックオプションのため、当然同じ数値になりますよね。

同社に確認しましたが、中期経営計画達成に向けて全社一丸となるとのことで、今から3か月後に発表される2018年3月期の業績予想は、中期経営計画どおりの数値になるでしょう。




長くなりましたので、そろそろまとめに入ります。

SRAホールディングスが今から3か月後に発表する2018年3月期の業績予想は、中期経営計画の目標数値と同じものになるでしょう。

EPS290.83円、配当性向50%となるため、年間配当金は145円になり、現時点(2017年2月10日終値)のSRAホールディングスの株価は2,667円のため、3月後の2018年3月期業績予想発表時の配当利回り(予想)は5.43%です。

配当利回り4.00%の水準にサヤ寄せする形で株価が上昇すると、株価は3,625円になります。
現時点(2017年2月10日終値)のSRAホールディングスの株価は2,667円のため、株価は3か月後に+35.9%上昇することになります。

また、現時点でSRAホールディングスの株式を保有していると、3月末に配当金を受け取ることができます。今期の期末配当金(予想)は55円のため、配当利回り(インカムゲイン)は2.06%です。

よって、3か月後には+37.9%の利益(※”キャピタルゲイン+35.9%”と”インカムゲイン2.06%”を足した合計)を得ることができると考えます。





さらに、上記に加えて、来期は記念配当が期待できます。

SRAホールディングスグループの中核事業会社SRAは、1967年11月に創業された会社です。

2006年9月に東証1部に上場しましたが、その後に迎えた創業40周年の会計年度である2008年3月期に、SRAグループ創立40周年記念配当10円を行いました。

また、創業45周年の会計年度である2013年3月期に、SRAグループ創立45周年記念配当5円を行いました。


そして、今年の11月にSRAは創業50周年を迎えます。
したがって、来期2018年3月期には、SRAグループ創立50周年記念配当が2017年11月以降に発表・実施されるといえるでしょう。

50周年というのは”半世紀”という大きな区切りであるため、45周年記念配当5円や40周年記念配当10円より少なくなることは考えにくく、最低ラインで創業50周年記念配当10円、気前が良ければ20円~50円の記念配当が期待できるかもしれませんね。

よって、実際には2018年3月期の年間配当金(予想)145円に前述した創業50周年記念配当10円以上が加算されますので、年間配当金155円以上になる可能性があります。

より一層、期待利益が大きくなりますね。


以上、ローリスク・ミドルリターンの「高配当利回り株の先取り投資法」のご紹介でした。