こんばんは、紅の鹿です。

本日引け後に株主優待制度の導入が発表されたパートナーエージェント(※証券コード6181)の第1四半期決算について振り返ります。
・株主優待制度の詳細はこちら↓
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1401541


なお、6月4日に株式銘柄分析記事を書いたパートナーエージェントは、7月29日に第1四半期決算を発表した後に株価が急落して、その後も株価は低迷しています。
・過去記事「パートナーエージェントの株式は買いどきか否か!?」の詳細はこちら↓
http://cervorosso.blog.jp/archives/1058128293.html


分析記事を書いた時点(2016年6月3日終値)のパートナーエージェントの株価は1,644円、PERは15.8倍、PBRは6.8倍でした。(※楽天証券より抜粋)
現時点(2016年9月15日終値)のパートナーエージェントの株価は1,123円、PERは10.8倍、PBRは4.7倍です。(※楽天証券より抜粋)

株価の下落幅は▲31.7%を記録。
目標株価4740円を設定した2018年5月はまだまだ先です。短期の値動きは気にしてもしかたがないですね・・・(汗)
なお、目標株価を達成できない場合が当然ありえますので、折に触れて当ブログで書いているように株式売買はくれぐれも自己責任でお願いします。



それでは、本題に入ります。
パートナーエージェントが7月29日に発表した第1四半期決算を振り返ります。

今回の第1四半期決算を一言でまとめると次のとおりです。

コンサルティング案件にかかる特殊要因を除けば、前期同連結累計期間比において、売上高に限らず営業利益・経常利益共に実質的に成長を遂げています


以上です。

〔参考文献〕

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 ※2017年3月期第一四半期報告書(※下記URL)より一部抜粋
 http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=yuho_pdf&sid=2416577





・・・これで当ブログ記事は終了してもいいのですが(笑)、
会社の発表だけでは物足りないので、以下に紅の鹿が同社のIRに確認した点および紅の鹿独自の推定から、第1四半期決算をもう少し詳しく分析してみます。

第1四半期決算の数字は次のとおりでした。

〔第1四半期決算〕
・売上高: 973百万円(※前年同期比+2.4%
・営業利益: 113百万円(※前年同期比▲36.4%
・経常利益: 114百万円(※前年同期比▲34.5%
・純利益: 80百万円(※前年同期比▲32.6%

増収減益決算でした。
売上高の伸びが+2.4%と小さく、利益は3割減少と、見た目の数字は悪いですね。


けれども、ここでひとつ注意しておく点があります。

それは、前述のコンサルティング案件にかかる特殊要因です。

前期の第1四半期では、1回かぎりの大型のコンサルティング案件(※リクルートマーケティングパートナーズへのゼクシィ縁結びカウンター立ち上げ関連)の売上高173百万円とその利益が計上されているもようです

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 ※新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)(※下記URL)より一部抜粋
 http://www.jpx.co.jp/listing/stocks/new/nlsgeu00000173wj-att/10PartnerAgent-1s.pdf


よって、この一時的な売上高と利益という上記の特殊要因を除いた場合についてみておく必要があります。

そのために、上記の特殊要因を除いた前期の第1四半期決算の数字を算出します。
なお、コンサルティング案件の原価率などの計算根拠についてはすべて紅の鹿独自推定になります。


〔特殊要因を除いた前期の第1四半期決算〕
・売上高: 777百万円(※計算根拠: 前期1Q売上950-コンサルティング案件173)
・売上原価: 295百万円(※計算根拠: 売上高777×売上原価率38%)
・売上総利益: 482百万円(※計算根拠: 売上高777-売上原価295)
・販管費: 400百万円(※計算根拠: 売上高777×販管費率51.5%)
・営業利益: 82百万円(※計算根拠: 売上総利益482-販管費400)
・経常利益: 78百万円(※計算根拠: 営業外損益の合計額は変わらない)
・純利益: 55百万円(※計算根拠: 特別損益の合計額および法人税率は変わらない)


それでは、上記の特殊要因を除いた前期1Qと当期1Qを比較してみましょう。

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比較した結果、
売上高+25.3%、営業利益+38.5%、純利益+44.4%の増収増益
になりました。

上記の特殊要因を除くとパートナーエージェントの業績は、前期同四半期比において、売上高、営業利益共に大きく伸びたことがわかります。


次に、四半期毎の業績推移の表をのせておきます。
なお、前期1Qは特殊要因を除いた数字です。

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上記の特殊要因を除いたパートナーエージェントの業績は、若干の波はあるものの、四半期毎に順調に拡大していることがわかります。
例えば、売上高は777→852→899→942→973と順調に伸びています。




当期の第1四半期ではパートナーエージェント事業の新規入会会員数の増加が微増(+0.7%)と少しネガティブ要因がある一方、ファスト婚活事業が婚活パーティーOTOCONの参加者数大幅増加によって会社計画を上回って推移するなどプラス要因がありました。そのため、結果的には会社予想通りの進捗になっていると考えます。

なお、7月からはパートナーリンクサービスが利用停止になりました。
そのような中、今後は、7月から内容を一新したパートナーエージェント広告による集客策や、会社想定を超えて人気となっている婚活パーティーOTOCONの参加者をパートナーエージェントの会員に引き入れていく策、創業10周年の広告および集客イベント等などによって、パートナーエージェント事業の新規入会会員数を安定的に確保できるかに注目していく必要がありそうです。

個人的には成長著しいファスト婚活事業の伸びしろ・ポテンシャルに期待しています。




長くなりましたので、最後に簡潔にまとめます。

パートナーエージェントの2017年3月期第1四半期決算は、前年同四半期に大型のコンサルティング案件があって当該案件にかかる一時的な売上・利益が計上されていたため、前年同四半期との比較においては、その分の売上・利益が共に減少して微増収大幅減益決算になりました。

しかしながら、上記のコンサルティング案件にかかる特殊要因を除けば、前期第1四半期比では、売上高は二桁成長、営業利益・経常利益共に増益となり、実質的に成長を遂げています