どーも、紅の鹿です。

本日は、パートナーエージェントのファンダメンタルズ分析及び今後の成長ストーリーに基づいた株式銘柄分析記事を書きます。

株式銘柄分析記事「買いどきか否か!?」は、ラオックスの記事を書いて以来ですね。
ひさびさ~。
「買いどきか否か!?」ファンのみなさん、大変お待たせしました!
(※嬉しいことに当ブログの読者のごく一部の方が、この分析記事シリーズをおもしろいと言ってくださっています)


いつもは、会社紹介から書き始めるのですが、今回は会社紹介を下記の決算説明会資料および動画に代えさせていただきます。ここでだらだらと説明するよりも手っ取り早く知っていただけると思うので(笑)

まだ、未読・未視聴の方は事前に確認されると、パートナーエージェントおよび当記事の理解度が深まると思いますよ。

・「2016年3月期決算説明会資料」はこちら↓
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?template=ir_material_for_fiscal_ym&sid=25213&code=6181

・「2016年3月期決算説明動画」はこちら↓
https://www.youtube.com/watch?v=Wjwqe5Q349w&feature=youtu.be




〔分析〕


今回の分析記事では、パートナーエージェントの目標株価に焦点を当てます。
(以下、長文になります。)

少し先の話にはなりますが、2018年5月中旬に2018年3月期本決算および2019年3月期業績予想が発表されます。それから約2週間後の2018年5月末日時点の目標株価です。

いきなり結論から入りますが、紅の鹿の独自予想によるパートナーエージェントの2年後(※2018年5月末日)の目標株価は4,740円です。

それでは、これから目標株価4,740円の具体的な根拠となる数字を見ていきましょう。

なお、現時点(2016年6月3日終値)のパートナーエージェントの株価は1,644円、PERは15.8倍、PBRは6.8倍です。(※楽天証券より抜粋)




(1) 売上高

パートナーエージェントの売上高は、パートナーエージェント事業、ファスト婚活事業、ソリューション事業、QOL事業が拡大することで年平均+15%の成長が期待できると考えています。

ちなみに今期の会社予想売上高は前期比+15%です。

年平均+15%の増収となる場合の売上高推移は次のとおりです。

 (単位:百万円)

2016年3月期(実績): 3,644
2017年3月期(会社予想):  4,188
2018年3月期(紅の鹿推定): 4,816
2019年3月期(紅の鹿推定): 5,538

よって、紅の鹿推定のパートナーエージェントの2019年3月期の売上高は5,538百万円です。



(2) 東証1部への市場変更

パートナーエージェントが提供する結婚相談所、婚活パーティー、結婚支援などの結婚情報サービスでは、利用者の名前、年齢、住所、経歴、年収などの各種個人情報を取り扱います。

そのため、何よりも”会社の信用度”が大切になってきます。
したがって、同社は世間的な会社の信用度を向上させるために最短で東証1部上場を目指すでしょう。

これから2年以内に東証1部への市場変更の要件を満たすことは十分に可能であり、2年後の2018年5月末日時点では、東証マザーズから東証1部への市場変更が完了しているはずです。

よって、紅の鹿推定では、2018年5月末日までにパートナーエージェントは東証1部上場企業になっています。



(3) 経常利益率

今から約2年後の2018年5月中旬の2018年3月期本決算時に発表される2019年3月期業績予想の経常利益率を推定します。

紅の鹿推定の2019年3月期の経常利益率は20%です。

経常利益率の改善(=上昇)は、主に売上高に占める広告宣伝費比率の低下によってもたらされると考えています。

次の表は、株式上場している婚活サービス提供会社(※ツヴァイ、リンクバル、IBJ、パートナーエージェント)の売上高に占める広告宣伝費の比率をまとめたものです。

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4社の直近の決算期の広告宣伝費の売上高比は、高い順にパートナーエージェント17.3%、ツヴァイ11.3%、IBJ7.9%、リンクバル2.4%です。

広告宣伝費の売上高比が一番高いパートナーエージェントの広告宣伝費は629百万円です。その一方、経常利益は434百万円のため、広告宣伝費は経常利益の1.5倍です。
例えば、広告宣伝費を半分に減らすと経常利益は748百万円に増えます。

パートナーエージェントは、他の3社と比べると広告宣伝費が経常利益に与える影響は大きいということがわかりますね。



次に、広告宣伝費を除いた経常利益(※以下、広告宣伝費前経常利益と呼ぶ)と広告宣伝費を除いた経常利益率(以下、広告宣伝費前経常利益率と呼ぶ)を見てみましょう。

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例えば、2016年3月期のパートナーエージェントの広告宣伝費は629百万円、経常利益は434百万円です。
したがって、広告宣伝費前経常利益は1,063百万円(※計算式:広告宣伝費629+経常利益434)となり、広告宣伝費前経常利益率は29.2%(※計算式:広告宣伝費前経常利益1,063÷売上高3,644)となります。


ここで注目したいのは、広告宣伝費前経常利益率です。

リンクバルは、広告宣伝費の売上高比が2.4%と非常に低い比率であるため、広告宣伝費前経常利益率は経常利益率とほとんど変わりません。

ツヴァイは、広告宣伝費前経常利益率が23.4%→20.1%→15.5%と2期連続で悪化しています。
売上高が伸び悩む中、広告宣伝費を減らすことで利益を捻出しているのでしょう。
あまり良い状態ではありません。

IBJは、広告宣伝費前経常利益率が24.4%→26.3%→28.1%と2期連続で改善(=上昇)しています。非常に良い状態です。

パートナーエージェントは、広告宣伝費前経常利益率が23.5%→24.6%→29.2%と2期連続で改善(=上昇)しています。
IBJと同様、非常に良い状態ですね。


ところで、パートナーエージェントとIBJの広告宣伝費前経常利益率はほぼ同じです。
これは何を意味するのでしょうか。

昨年秋に東証マザーズに上場してからまだ日が浅いパートナーエージェントは、東証1部上場のIBJと比べると会社の知名度および信用度が低いため、IBJよりも顧客獲得のための広告宣伝費が多く必要となってきます。
また、売上高の規模がIBJよりも小さいため、売上高に占める広告宣伝費の比率が高くなってしまいます。

けれども、今後、パートナーエージェントが東証1部に上場する。そして、売上高が増えていくことによって上記のマイナス点は消えるでしょう。その結果、2019年3月期の頃には、売上高に占める広告宣伝費の比率は、IBJと同じぐらいになると考えています。


 (a) パートナーエージェントとIBJの広告宣伝費の売上高比が同じ
 (b) パートナーエージェントとIBJの広告宣伝費前経常利益率が同じ

(a)かつ(b)のとき、パートナーエージェントとIBJの経常利益率は同じになります。
IBJの経常利益率は20.3%であるため、パートナーエージェントの経常利益率も20%になるという推定です。

また、通常、婚活サービスは、一定の会員数を集めるまではシステム開発・運用費、人件費、店舗運営費、広告宣伝費などの先行投資の負担が大きく、利益面では苦戦します。しかしながら、会員数の獲得が進むにつれて利益率が大幅に改善していくという側面があります。

よって、紅の鹿推定のパートナーエージェントの2019年3月期の経常利益率は20%です。



(4) PER


現時点(2016年6月3日終値)のパートナーエージェントのPERは15.8倍(※楽天証券より抜粋)です。

パートナーエージェントが、2年後(2018年5月中旬)の2018年3月期本決算および2019年3月期業績予想発表時点まで順調に業績を拡大して、また東証1部への市場変更が完了していた場合、成長企業のパートナーエージェントの株式は同業他社等のPERを考慮して、株式市場からPER20.0倍の評価を受けられると考えています。

参考までに、東証1部上場かつ成長企業のIBJの現在のPERは29.2倍(※楽天証券より抜粋)です。

よって、紅の鹿推定の2018年5月末日時点のパートナーエージェントのPERは20.0倍です。




長くなりましたので、そろそろまとめに入ります。

上記(1)~(4)の推定から、2年後の2018年5月末日時点のパートナーエージェントの目標株価を算出します。

2018年5月中旬に2018年3月期本決算および2019年3月期業績予想が発表されます。それから約2週間後の2018年5月末日時点の目標株価です。


〔パートナーエージェントの2019年3月期の業績予想(紅の鹿推定)〕

売上高: 5,538百万円 ※上記(1)より
経常利益率: 20% ※上記(3)より
経常利益: 1,107百万円 ※計算式:5,538×20%
1株利益(EPS): 237円

PER: 20.0倍 ※上記(4)より

よって、目標株価は4,740円になります。
※計算式:EPS237円×PER20.0


現時点(2016年6月3日終値)のパートナーエージェントの株価は1,644円のため、株価は2年後に+188%上昇していることになります。

今から2年後には株価が約2.9倍になる可能性を秘めています。





「今、パートナーエージェントの株式は買いどきか否か!?」

答え合わせは2年後に。

なお、くれぐれも株式投資は自己責任でお願いします。


<2017年1月30日追記>

※続きの記事となる「パートナーエージェントの株式は買いどきか否か!?〔続編〕」は、こちら↓
http://cervorosso.blog.jp/archives/1064055252.html