こんばんは、紅の鹿です。


これまでに紅の鹿は、ファンダメンタルズ分析及び今後の成長ストーリーに基づいた株式銘柄分析記事「買いどきか否か!?」シリーズを書いてきましたが、昨年11月16日に書いたラオックスの記事を未完結のまま放置していたことに今頃ふと気づきました。


明日に本決算の発表を控えているため、今日がギリギリ最後のタイミングじゃないか!!(汗)

・・・ということで、本日、やや強引に記事を完結させることに決めました。


なお、過去にラオックスの分析記事を目にされていない方は、まずすぐ下にあるリンクをたどって過去記事を読まれることをおススメします。

※ブログ過去記事「ラオックスの株式は買いどきか否か!?(訪日外国人客編)」は、こちら↓
http://cervorosso.blog.jp/archives/1013748905.html





〔Part2: 完結編〕


完結編ということですが、明日に迫った2014年12月期本決算の業績予想をメインに書いて強引に完結させたいと思います。ご了承ご理解ください。


いきなり結論から入りますが、紅の鹿の独自予想によるラオックスの本決算の業績(推定)は次のとおりです。

(単位:百万円)

売上高: 47,900
営業利益: 2,000



上記の予想の根拠は次のとおりです。

セグメント別にみていきましょう。
(※以下、長文になります。細かい数字に興味がない方は読み飛ばしてください。)


(1) 国内店舗事業

(※セグメント売上高、損益の順番)

・1Q: 5,774、596
・2Q: 7,256、793
・3Q: 9,967、1,149
・4Q(推定): 12,660、1,500


訪日外国人客編で書きましたが、10月の国内店舗事業セグメントの売上高は、前年同月比3.0倍を記録しています。

また、10月1日から始まった免税品対象拡大(※化粧品、食料品、医薬品などが追加された)の認知度向上や、10月31日に日銀の追加緩和が発表され円安が急速に進んだことで訪日客の購買力は11月1日以降は一段と高まることから、11月以降の同社の国内売上高は、前年同月比3倍となった10月と同様に堅調に推移していると推測できます。


2013年12月期の4Qの国内店舗事業のセグメント売上高は4,220百万円でした。

そこで、2014年12月期の4Qのセグメント売上高は2013年12月期の4Qの3倍となる12,660百万円と推定しました。


また、セグメント利益については、2014年12月期の1Qのセグメント利益率が10.3%、2Qのセグメント利益率が10.9%、3Qのセグメント利益率が11.5%を記録していて、売上高の拡大に伴い利益率が若干上昇しています。

そこで、4Qのセグメント利益率(推定)を11.8%とします。

その結果、4Qのセグメント利益(推定)は約1,500百万円になります。
(※計算式: 12,660×11.8%=1,493≒1,500)


以上により、国内店舗事業の通期(1Q~4Q)のセグメント売上高(推定)は35,657百万円、セグメント利益(推定)は4,038百万円になります。



(2) 中国出店事業

(※セグメント売上高、損益の順番)

・1Q: 3,167、▲306
・2Q: 3,205、▲270
・3Q: 2,570、▲192
・4Q(推定): 1,500、▲60


中国出店事業の4Qの推定は難しいのですが、まず赤字店舗の閉鎖により売上高が減少していることは確実です。また、過去の実績から4Qが1年を通して一番利益を稼いでいる四半期ということがわかります。それら2つの要因から信頼性は弱いのですが上記の数字としました。


以上により、中国出店事業の通期(1Q~4Q)のセグメント売上高(推定)は10,442百万円、セグメント利益(推定)は▲828百万円になります。



(3) 貿易仲介事業、その他事業

上記の2事業は業績に対する構成比が小さいのでブログ記事内での細かい計算は省略します。

貿易仲介事業の通期(1Q~4Q)のセグメント売上高(推定)は1,064百万円、セグメント利益(推定)は▲303百万円

その他事業の通期(1Q~4Q)のセグメント売上高(推定)は753百万円、セグメント利益(推定)は6百万円



(4) セグメント調整額(各セグメントに属しない人件費及び一般管理費等)

(※セグメント売上高、損益の順番)

・1Q: ▲14、▲189
・2Q: ▲1、▲208
・3Q: 2、▲237
・4Q(推定): ▲3、▲279


売上高の増加に比例する形で損失額が増えていますので、4Qは3Qより少し多めとなるセグメント損失▲279と推定しました。

以上により、セグメント調整額の通期(1Q~4Q)のセグメント売上高(推定)は▲16百万円、セグメント利益(推定)は▲913百万円になります。




少し長くなりましたが、

上記のとおり(1)国内店舗事業~(4)セグメント調整額の売上高及び利益を合計すると、

売上高: 47,900百万円
営業利益: 2,000百万円


となり、この数字が紅の鹿の独自予想によるラオックスの2014年12月期本決算の業績(推定)です。




会社予想は、売上高44,000百万円、営業利益1,350百万円です。
また、四季報予想は、売上高44,000百万円、営業利益1,600百万円。
コンセンサス予想はありません。

よって、紅の鹿予想では、会社予想売上高を+8.9%、会社予想営業利益を+48.1%上ブレします。
また、四季報予想売上高を+8.9%、四季報予想営業利益を+25.0%上ブレします。


なお、中国の店舗閉鎖に関連する損失等の特別損失の金額が見通せないため、営業利益までの予想とさせていただきます。会社が発表している業績予想も営業利益(※経常利益は営業利益と同額)までですので。





やや強引ですが、そろそろまとめに入ります。

まず、ラオックスの株価については、仕手株の要素が強いため、明日の本決算で紅の鹿の予想に近い形で会社業績予想を上ブレして着地したとしても株価が上昇する保証はありません。
(※紅の鹿予想が大きく外れる可能性も十分ありえます。その点、ご理解ご了承ください。)

また、おそらく、ラオックスは明日の本決算発表のときに、今期(2015年12月期)の業績予想を未定と発表するのではないかと思っています。



ラオックスは今期(2015年12月期)に、4日後の15日にオープンする「イオンモール成田店」や、6月に新宿に同社最大級の店舗「ラオックス新宿本店」を開く予定など、年内に10店舗以上の出店を目指しています。

そして、2013年に日本を訪れた訪日中国客数は130万人。2014年に日本を訪れた訪日中国客数は240万人に達しました。中国13億人の人口及び中国人の所得水準の向上を考慮すると、2015年以降に日本を訪れる中国人は300万人、500万人、そして1,000万人と増え続けていくかもしれません。



よって、ラオックスの業績は、新規国内店舗の出店、訪日外国人客(※特に中国人客)の増加、赤字事業である中国出店事業の縮小等によって、今後も拡大していくでしょう。

ただし、日中関係が悪化した場合は株式を売却することを即時検討しなければなりません。
この点はお忘れなく。




長くなりましたが、以上でラオックスの会社紹介および分析を終わります。


「今、ラオックスの株式は買いどきか否か!?」

答え合わせは2~3年後に。

なお、くれぐれも株式投資は自己責任でお願いします。




<2015年12月20日追記>

※続きの記事となる「ラオックスの株式は買いどきか否か!?〔続編〕」は、こちら↓
http://cervorosso.blog.jp/archives/1047981666.html