おはようございます。紅の鹿です。


さっそくですが、昨日に書き始めた「ゲンキーの株式は買いどきか否か!?」の記事の続きを書きます。

初めて当記事を目にされた方は、まずすぐ下にあるリンクをたどって過去記事を読まれることをおススメします。

※ブログ過去記事「ゲンキーの株式は買いどきか否か!?(Part1:会社紹介編)」は、こちら↓
 
http://cervorosso.blog.jp/archives/1007741858.html





〔Part2: ゲンキーネット編〕


会社紹介編で書いたゲンキーの次の3つの特徴・強みのうち、3番目の子会社のゲンキーネットについて説明します。
(1) G-PRICEを中心としたディスカウント路線の徹底
(2) 富士パールネックレス作戦
(3) 100%子会社のゲンキーネット



(3) 100%子会社のゲンキーネット

ゲンキーネットは、2006年12月に設立されたゲンキーの100%出資子会社です。

インターネットを利用した通信販売をおこなっています。

ゲンキーは、ゲンキーネットを設立し、ドラッグストア業界では一番早く医薬品のインターネット販売を始めるなど、ECサイトを通じた医薬品、食品、日用品、化粧品、雑貨の販売に力を入れています。


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 (※上記の画像は同社のホームページから抜粋。)


現在は、楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazon.com内に出店。

この中でも特に楽天市場に3店舗出店しており、売上高の大部分を占めていると推測しています。

取扱いアイテム数は、約22万点もあります。
ドラッグストア会社のECサイトでは断トツの品ぞろえです。(※紅の鹿独自調べによる)


さらに直近では、今年の6月、楽天市場内に新店舗「ゲンキーおくすり別館http://www.rakuten.ne.jp/gold/genky-okusuri/をオープン。

ゲンキーおくすり別館」は、一般用医薬品(大衆薬)のインターネット販売が、薬事法改正により今年6月に解禁された直後にオープンされました。これまでECサイトで多くの運営ノウハウを積み上げてきたゲンキーネットだからこそできる圧倒的なスピード対応です。



会社のホームページによると、売上高は14.8億円(2013年6月期)。
(※2014年6月期は正確な数字は不明ですが、ゲンキーの決算報告書から推定すると約17.8億円


上記の年間売上高からおおよそわかるように、昨年までの平均月商(月間売上高)は約1億円程度でした。

ところが、今年に入ってから月商が急に伸び始めます。



日本流通産業新聞(2014年4月3日号)の記事によると、ゲンキーネットのEC事業の月商は2億円を突破


前年の同時期の約2倍となる驚異的な伸となりました。



なぜ、今年に入って急激に月商が伸びたのか。

それにははっきりとした理由があります。



それは、

楽天市場の2013年度の楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーを受賞したからです。
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 (※上記の画像は同社のホームページから抜粋。)



ゲンキーネットが、ダイエット・健康ジャンル部門で同賞を受賞しました。

この賞は、お客様による投票数・売上・注文件数・品揃え・スタッフのお客様対応などから総合的な評価で選出される楽天市場の最も栄えある賞です。

楽天市場に数多くあるお店(会社)の中から上記部門で同賞を受賞できたお店は、わずか3店舗だけで、そのうちの1店舗がゲンキーネットだったのです。


楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーを受賞すると、楽天市場内での露出機会が増え、お店の認知度・信頼度が格段に上がるため、売上高が増加するのは当然の流れとなります。

よって、今年(※受賞発表後)に月商が急激に伸びたのです。そして、その効果は、今も続いていると思われます。




また、一般用医薬品(大衆薬)のインターネット販売が、薬事法改正により今年6月に解禁されました。

一般用医薬品は利益率が高く、ドラッグストアのドル箱商品です。

そのため、実店舗を構えるドラッグストア各社の多くは、これまで、実店舗での医薬品販売の減少につながる懸念があるインターネット販売解禁に反対していたため、インターネット販売への参入が遅れています。
(※会社紹介編で書きましたが、ゲンキーは売上高に占める食品比率が高く、医薬品比率が他社より少ないため、同業他社よりは声高に反対はしていなかったのかもしれません。)


そしてゲンキーネットは、したたかに下準備を進めていて、今年6月の解禁直後に一般用医薬品の販売に特化した「ゲンキーおくすり別館」をオープンするなど、他社を圧倒するスピードをみせています。

インターネット通信販売で一定の地位を築き、成功をおさめつつあるゲンキーネットが、インターネット販売においては他の競合ドラッグストアより優位な立場に立っていることは間違いないでしょう。




楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーの受賞の追い風を受け、また、先々月にオープンした「ゲンキーおくすり別館」の売上新規加算により、ゲンキーネットは、当期(2015年6月期)中に月商3億円達成を目指しています。


仮に当期に平均月商3億円、つまり年間売上36億円を達成した場合、当期全社売上(計画)655億円の5.4%を占めることになります。

インターネット通販事業の利益率は、実店舗販売事業より高くなるため、正確な数字は想像するしかないですが、営業利益では二桁パーセントを占めることになる可能性もあります。
ゲンキーの利益率改善にもつながりそうです。

ゲンキーネットの急成長がこのまま続けば、ゲンキーの業績拡大に大きく貢献することになるでしょう。



以上により、紅の鹿は、ゲンキーネットがゲンキーの強のひとつであると考えています。


※続きの「完結編」はこちら↓
http://cervorosso.blog.jp/archives/1007790129.html