こんばんは、紅の鹿です。

5章立てという長文になってしまった極楽湯の分析記事も今回で最後になります。
もう少しコンパクトにまとめられたらよかったかも。(読む方も疲れますしね)



それでは、昨日に書き始めた「極楽湯の株式は買いどきか否か!?」の記事の完結編を書きます。

初めて当記事を目にされた方は、まずすぐ下にあるリンクをたどって過去記事を読まれることをおススメします。

※ブログ過去記事「極楽湯の株式は買いどきか否か!?(Part1:会社紹介編)」は、こちら↓
 http://cervorosso.blog.jp/archives/1007395355.html
※ブログ過去記事「極楽湯の株式は買いどきか否か!?(Part2:第1四半期決算編)」は、こちら↓
 http://cervorosso.blog.jp/archives/1007404199.html
※ブログ過去記事「極楽湯の株式は買いどきか否か!?(Part3:極楽湯上海1号店編)」は、こちら↓
 
http://cervorosso.blog.jp/archives/1007422044.html
※ブログ過去記事「極楽湯の株式は買いどきか否か!?(Part4:国内極楽湯編)、こちら↓
 
http://cervorosso.blog.jp/archives/1007437427.html




〔Part5: 完結編〕


この完結編では、これまでの4つの章(Part)の総括を行います。


はじめに今期の極楽湯の業績(営業利益)の見通しついて。

・国内極楽湯事業: 200百万円前後(※国内極楽湯編より)
・中国極楽湯事業: 427百万円(※極楽湯上海1号店編より)

⇒現時点で、通期で営業利益600百万円前後を稼げる力はある。


ただし、次の理由(一時的な費用の発生)により、実際の営業利益は600百万円より少なくなることに注意が必要です。

・極楽湯水戸店の新規出店費用(4月2日オープン済)
・極楽湯「RAKU SPA」鶴見店の新規出店費用(8月13日オープン予定)
・極楽湯「観光地向けのリゾート型温浴施設」高尾山口駅前店の新規出店費用(来春オープン予定)
・極楽湯上海2号店の新規出店費用(来春オープン予定)
・極楽湯既存店の改修費用(随時)


この中でも特に、極楽湯上海2号店の設備投資額は14~15億円と大きく、新規出店費用も大きくなります。
(来春オープン予定であり、中国事業の費用は3か月遅れ計上のため、今期中にどの程度出店費用が計上されるかはわかりません・・・)


よって、上記の5つの理由により、今回の分析記事では、当期の通期の営業利益がいくらになるのかは予想しません

また、極楽湯の場合、同業他社が存在しないため、いくらであればPERが適正であるのかが不明瞭なため、営業利益及びEPSを予想しても、割安・割高の判断が難しいですし・・・
※外食チェーンであればPER15~18倍ぐらいが適当とあるというふうに一定の基準はあるのですが。



繰り返しになりますが、ただひとつ確かなことは、新規出店・既存店改修がなければ、

「極楽湯は、通期で営業利益600百万円前後を稼げる会社になっている」

ということです。


そして、中国極楽湯事業の多店舗展開によって、飛躍的に成長する可能性を秘めています。

中国極楽湯事業の多店舗展開こそが、これからの極楽湯の成長ストーリーといえるでしょう。



※余談になりますが、紅の鹿は現在、「今期、過去最高益を見込んでいる」かつ「2014年4月11日の株価が年始より上昇している」企業に投資する、という投資方針に基づいて株式投資をしています。極楽湯は後者の条件は満たしているのですが、会社予想や四季報予想では前者の条件を満たしていません。よって、投資方針からは外れた特別扱いとしています。しかし、個人的には今期の業績は、かなりの高確率で過去最高益(2006年3月期の158百万円)を更新すると思っていますので、非公式ながら投資方針を満たしていると思って投資しています。





ところで、これまでは良い面ばかりを書いてきました。

しかしながら良いことばかりではありません。
次のようなリスクがあります

・新店のオープン時期の延期(※上海1号店、鶴見店の開店日は当初の予定より遅れた。高尾山口駅前店の開店も当初の予定より大幅に遅れているなど前科あり。)
・新店のオープンの取り消し
・何かの出来事をきっかけにした中国での反日感情の高まりによって、中国極楽湯事業が低迷する
・業務資本提携した台湾の投資会社ハーベスト・プレミア・インベストメント・コーポレーション(HPIC)との連携が今後うまくいくとはかぎらない。そもそもHPIC社が信頼できる会社なのか不明
・香港子会社株式のHPIC社への一部譲渡(売却)手続きの行方
・中国3号店以降の出店計画がまだ具体的にでてきていない



また、11月に予定されている当期の第2四半期決算では、

・日本極楽湯事業は、通常店の3倍の規模である「RAKU SPA」鶴見店の立ち上げ費用の計上により、利益面では苦戦する
・中国極楽湯事業は、年間を通して一番の閑散期である4~6月にあたるため、利益面で苦戦する

と想定され、決算の見た目の数字は決して良いものにはならないでしょう。



よって、正直なところ、株価がすぐに騰がりそうな好材料はなく、まだ株式を買うのは早すぎるのではないかとずいぶん悩みました。このまま年内、株価がヨコヨコの場合、資金が拘束されるデメリットもありますし。
(よって、短期トレーダーには不向きの銘柄だと思います。中長期保有向きですね。)



それでも、株式を買おうと決めたのは、中国極楽湯事業に魅力を感じすぎて我慢ができなかったからです(苦笑)※待っている間に新しいニュースが発表されて、株価が上昇してしまうと絶対後悔すると思ったので。



なお、上記のリスクに備えるため、ポートフォリオのウェイトは、主力銘柄であるペッパフードサービスの約3分の1にしてリスクを抑えています。

また、極楽湯は、投資家の間では高利回りの株主優待株という認識が強いため(※そもそも業績はあまり期待されていないはず)、株主優待が廃止されないかぎりは永久保有すると決めている優待族が多そうです。
※優待権利取得のためには株主名簿へ2回連続して記録される必要があるため、他の優待株と比べて売却しずらいのでは!?

よって、万が一上記リスクが発生しても、株価が大きく下落する前に手仕舞いできるかなとも思っています。
株主優待が廃止されたら元も子もないですが・・・(汗)




「今、極楽湯の株式は買いどきか否か!?」

答え合わせは1年後に。


長文にお付き合いいただきありがとうございました。
また、執筆途中で温かいコメントをくださった方に感謝します。

なお、くれぐれも株式投資は自己責任でお願いします。