ついにエアコンのスイッチに手をつけてしまった紅の鹿です。
めっちゃ快適です。お金はかかるけど・・・



さて、本日は3日前に発表されたブロンコビリーの第2四半期決算を分析してみたいと思います。

まずは数字をチェック!!

・・・といきたいところですが、そもそもブロンコビリーという会社を知っている人はどの程度いるのでしょうか。「うたプリ」で有名なブロッコリーじゃないですよ!(爆)


ブロンコビリーの株主は約7,000人と少なくないのにもかかわらず、ブロンコビリーの分析を書いた個人投資家のブログはほとんど見かけません。
紅の鹿が見つけきれていないだけなのかもしれませんが・・・

不思議ですね。ほとんどの株主が、株主優待(食事券)目的の中部・東海地方に住む優待族なのでしょうか。中長期保有に適した良い会社なのですが。


そこで、まずはじめにブロンコビリーのことをご存知ない方のために、ブロンコビリーの会社紹介から始めたいと思います。(※なお、以下の記事には紅の鹿の主観が大いに入っていることをあらかじめご理解ください。)




〔前編: 会社紹介編〕


ブロンコビリーは、愛知県・岐阜県・静岡県など中部・東海圏にステーキレストランを展開している郊外型の外食チェーンです。

店舗数は現在78店舗。

最近は、首都圏や関西圏(※滋賀県のみ)にも店舗を広げ始めています。

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東証1部上場。時価総額約200億円。株価3,060円(7月18日終値)。

3期連続で過去最高益を更新中で、今期は4期連続となる過去最高益更新が見込まれています。



次に、同社の特徴・強みに焦点を当ててみます。


<特徴・強み>

(1) 家庭では簡単に味わえないステーキ・ハンバーグ、サラダ、ごはん
(2) 牛肉のほとんどが豪州産牛肉
(3) ブロンコビリーファクトリー(自社の内製工場)
(4) 好財務
(5) ドミナント出店
(6) 人材の育成に費用と時間をかけている
(7) アメーバ経営


それではひとつずつ詳しく見ていきましょう。
※すでにご存じの方は読み飛ばしていただいてかまいません。



(1) 家庭では簡単に味わえないステーキ・ハンバーグ、サラダ、ごはん

炭火焼のステーキ・ハンバーグ、旬の新鮮野菜を使ったサラダバー、魚沼産コシヒカリ100%を使った大かまどごはん、という家庭では簡単に味わえない3つの強みがあります。

備長炭で炭焼きにすることで香ばしい薫りがお肉の旨みを引き立たせます。
サラダバーは、日本野菜ソムリエ協会認定の野菜ソムリエ資格を取得した社員がメニューを開発。
そして、魚沼産コシヒカリを大かまどで炊いたふっくらつやつやのおいしいごはん。

家庭では簡単に作れないものばかりです。
そのため、この3つを食べたいと、多くの人がブロンコビリーを訪れることになります。


(2) 牛肉のほとんどが豪州産牛肉

店舗で提供しているステーキ、ハンバーグに使用している牛肉のほとんどが豪州産牛肉です。
よって、また後述しますが、来年度に発効される予定の日豪EPA(豪州産牛肉の関税引き下げ)の恩恵を大きく受けることができます。


(3) ブロンコビリーファクトリー(自社の内製工場)

肉や野菜の鮮度や味を生かすために、2009年10月に120店舗供給可能な内製工場を立ち上げています。
肉の仕入やカット、ドレッシングやアイスクリーム・ケーキなどのサイドメニューの製造等を自社工場で行うことでコスト削減を図っています。


(4) 好財務

実質無借金経営。自己資本比率79.7%(2013年12月期)。


(5) ドミナント出店

中部・東海地域にドミナント出店することで、経営効率を高めています。
出店計画にも特徴があって、借金に頼らずキャッシュフローで無理なく出店できるペースを維持。


(6) 人材の育成に費用と時間をかけている

毎月、1泊2日の泊まり込み研修を実施。自社工場内にトレーニングセンターを併設。さらに年2回のアメリカ・オーストラリア研修には、若手スタッフやパート・アルバイトさんに至るまで積極的に送り出しています。


(7) アメーバ経営

JALを再建した京セラ創業者の稲盛和夫氏の経営手法「アメーバ経営」を6年前から経営に取り入れています。

「アメーバ経営」の導入で、社員だけでなくパート・アルバイトを含んだ全員経営で日々改革を続けています。アメーバ経営の徹底で、午前中には前日の売上・利益データが出そろっており、それに基づき即アクション(改善)を起こすという文化が定着しているようです。

(※余談になりますが、「アメーバ経営」により、毎月の月次売上実績を発表することはいとも簡単なのですが、同社は月次売上実績を毎月公表していません・・・)



以上の特徴・強みにより、

ブロンコビリーは競合他社を凌駕する高収益経営(※2013年12月期の経常利益率13.7%)を確立しています。
数多くある外食チェーンの中で1位・2位を争うほどの高利益率。

このビジネスモデルはそう簡単にはマネできないでしょう。



ブロンコビリーの会社紹介はここまでにして、
そろそろ3日前に発表された第2四半期決算を振り返りたいと思います。

長くなりますので、後編に続きます。

後編はこちら↓
http://cervorosso.blog.jp/archives/1006291235.html

ブロンコビリーの記事を書いていたら、お肉を食べたくなっちゃいました(笑)