こんにちは、紅の鹿です。
ワールドカップの第1戦で日本は負けてしまいましたね・・・
(TV観戦はせず、Twitterで結果を知りました。)

週明けの株式市場でサッカー関連銘柄は大幅安の予感(笑)



さて、本日は、「一歩先を行く投資術」という題目で、株式投資初心者向けに、知っていたらちょっと役立つ投資術をお届けします。なお、この新シリーズは1記事完結(読み切り)で不定期更新となる予定です。


それでは記念すべき第1回。

月次売上編のスタートです。



外食チェーンや小売チェーンの多くは、毎月の売上実績(=月次売上)を自社のIR情報で公表しています。
月次売上は誰でも閲覧することができます。

実は月次売上を毎月チェックすることで、未来を予測し先回りして株式を売買することができ、人の一歩先を行くことが可能になるのです。


それでは具体的な事例をみてみましょう。




(事例1) くらコーポレーション

はじめに、くらコーポレーションが5月2日に発表した月次売上を見てください。


2014-06-15-10-10-08


くらコーポレーションの月次売上では、売上高が公表されています。

今年の2~4月の売上を合計した数値は23,488百万円(=6,431+9,185+7,872)です。3月4日に発表済の第1四半期(11~1月)の売上実績(23,390百万円)と合算すると46,878百万円となり、会社発表の第2四半期累計の業績予想の売上45,492百万円を上回る数値になるため、5月2日の時点で第2四半期決算業績の上ブレが確実であると気づくことができます。

その後、5月29日に業績予想の上方修正が発表されて、株価は上昇しました。
仮に月次売上発表の翌営業日(5月7日)の始値で株を購入していたら、本日(6月15日)時点で+19.1%の含み益となっています。




(事例2) 神戸物産

まず、神戸物産が5月19日に発表した月次売上を見てください。


2014-06-15-10-33-54

神戸物産の月次売上では、売上高に加えて営業利益も公表されています。

営業利益の推移(累計)を見ると、4月時点(第2四半期累計)の営業利益は約2,100百万円と読み取れます。会社発表の業績予想(第2四半期累計)の営業利益は2,440百万円のため、5月19日の時点で第2四半期決算業績の下ブレが確実であると気づくことができます。(※紅の鹿は、この数値を確認し、業績下ブレを懸念して保有していた神戸物産の株をすべて売却済)

その後、一昨日(6月13日)に業績予想の下方修正が発表されました。




(事例3) トレジャー・ファクトリー

トレジャー・ファクトリーが6月9日に発表した月次売上を見てください。


2014-06-15-11-02-19


トレジャー・ファクトリーの月次売上では、売上高前年比増減率が公表されています。

全店売上高前年比は、3月:118.4%、4月:115.7%、5月:117.5%となっています。
会社発表の業績予想(第2四半期累計)の売上高は前年比110.4%のため、3~5月の3か月間は予想を上回っており、第1四半期決算業績の上ブレが確実であると気づくことができます。

第1四半期決算発表時までに業績予想が上方修正されるかはわかりませんが、6~8月の月次売上も同水準をキープできれば、第2四半期決算発表時までに業績予想が上方修正されることに間違いはないでしょう。




(総括)

月次売上を毎月チェックすることで、

・先回りして将来的な好機(上方修正)に先手を打つ
・先回りして将来的な脅威(下方修正)に先手を打つ


ことができます。

上方修正をした会社の株価が必ず騰がる(または下方修正をした会社の株価が必ず下がる)とは限りませんが、将来的な好機・脅威を先んじて知ることで、人より先に考え、動くことが可能です。


保有している銘柄の中で月次売上を発表している会社があれば、必ず月次売上をチェックする習慣をつけましょう。

それが、一歩先を行く投資術です。