ゴールデンウイークも残り1日半を切り、少しブルーになりつつある紅の鹿です。


さて、ゴールデンウイーク中に書き続けてきた仮説「今、購入すべき外食チェーンの株式はコレだ!」の完結編を書きます。少々長くなりましたがいよいよ今回の記事にて完結です。

初めてこの仮説を目にされた方は、まずすぐ下にあるリンクをたどって過去記事を読まれることをおススメします。

※作成済の外食チェーンの一覧表は、こちら
http://cervorosso.blog.jp/archives/1002298150.html

※「今、購入すべき外食チェーンの株式はコレだ!(PER編)」は、こちら
http://cervorosso.blog.jp/archives/1002307093.html

※「今、購入すべき外食チェーンの株式はコレだ!(既存店売上高増減月数編)」は、こちら
http://cervorosso.blog.jp/archives/1002462508.html

※「今、購入すべき外食チェーンの株式はコレだ!(経常利益率編)」は、こちら
http://cervorosso.blog.jp/archives/1002504042.html



これまでにPER、既存店売上高増減月数、経常利益率の3つの視点で分析をしました。これから、この3つの視点で分析した結果により導き出された「今、購入すべき外食チェーン」を発表します。



〔Part 4: 完結編〕

まず、これまでの3つの視点で分析して得られた結論を再確認してみます。

(1) PER17.0前後(※外食チェーンの平均PER34.0まで買われるだけで株価は今より2倍になる。また一時的に株価が下落してもPER12.0となる3割下落で下げ止まる)
(2) 今後数年以内に時価総額上位を目指せる(※平均PER34.0まで買われたとしても、さらにそこから株価は1.25倍になる)
(3) 既存店売上高前年同月比増の月数の割合が77%を超える会社(※今回の調査期間27か月であれば、既存店売上高が前年同月より21か月以上増えている会社。)
(4) 経常利益率が7.0%を超えている会社(※その上、経常利益率が2期連続で改善していることが望ましい。)

※”次期以降も増収増益を見込める”という条件は、既存店売上高増及び経常利益率の改善により達成されるので、重複を避けるために省略します。



次に上記の結論を点数評価するために次の5つの評価項目を設定し、評価項目を満たしていた場合に☆(星)1つを加算して総合評価します。(最大で☆5つ)

〔評価項目〕
 (A) PER20.0未満
 (B) 時価総額50,000百万円未満
 (C) 既存店売上高前年同月比増の月数の割合77%以上
 (D) 経常利益率7.0%以上
 (E) 経常利益率が2期連続で改善

なお、☆(星)の数が同数の場合は、(C)の割合が一番多い会社を優先します。また(C)の割合が同じ場合は、(D)が高い方を優先します。なぜなら、稼ぐ力をあらわす(C)、(D)は、他の評価項目より重要度が高いと考えているからです。

それでは、上記の5つの評価項目による総合評価を発表します。
(今回発表するのは総合評価☆3つ以上の会社とします。)

そして、総合評価第1位の会社こそが「今、購入すべき外食チェーン」です。


69社の外食チェーンの中から堂々の第1位になったのは・
・・



順位会社名総合評価時価総額PER 既存店売上増減月数最新決算期経常利益率 連続状況
1フジオフードシステム☆☆☆☆☆21,32617.47 27-0-(0)7.8 
2アークランドサービス☆☆☆☆☆28,35319.82 23-4-(0)15.7 
3あみやき亭☆☆☆☆☆20,42313.25 21-6-(0)11.2 
4物語コーポレーション☆☆☆☆☆22,00316.92 21-6-(0)8.8 
5ハイデイ日高☆☆☆☆39,36817.90 21-6-(0)11.6  
6きちり☆☆☆☆5,32715.21 0-0-(27)9.7 
7スターバックスコーヒージャパン☆☆☆156,83624.89 23-4-(0)9.2 
8ペッパーフードサービス☆☆☆5,32716.65 21-6-(0)3.7  
9東和フードサービス☆☆☆4,98316.07 19-8-(0)6.1 
10アスラポート・ダイニング☆☆☆4,78612.58 19-5-(3)6.1 
11ハブ☆☆☆5,00613.90 18-9-(0)8.3  
12ドトール・日レスHD☆☆☆92,51419.28 12-15-(0)7.8 
13ひらまつ☆☆☆33,09934.92 0-0-(27)25.1 
14ブロンコビリー☆☆☆14,76515.54 0-0-(27)13.7 ×
15クリエイト・レストランツHD☆☆☆29,89012.45 0-0-(27)7.2 ×
16銀座ルノアール☆☆☆4,40717.62 0-0-(27)6.7 
(注)時価総額とPERは2014年5月2日時点のもの
(注)時価総額の単位は百万円
(注)PERは楽天証券より抜粋。純損失の会社は0.00とする
(注)名証・福証は除く
(注)時価総額30億円以上
(注)既存店売上増減月数は、前年同月を上回れば「増」、下回れば「減」する。開示資料がない期間はカッコ。
(注)連続状況とは、利益率が2期連続で改善されていたら○、改悪されていたら×としている
(注)黄緑色の箇所が評価項目を満たしている


「今、購入すべき外食チェーン(=総合評価第1位)」は、

「フジオフードシステム」

となりました。

フジオフードシステムの関係者の皆様、おめでとうございます!



〔総評〕

上位争いはハイレベルな戦いとなり混戦模様でした。

そのような中、フジオフードシステムは、既存店売上高前年同月比増の月数の割合100%(=27か月連続増)という圧倒的なパフォーマンスをみせました。実際には、34か月連続で既存店売上が前年同月を上回っており、株式上場している外食チェーンでは、「餃子の王将」を運営する王将フードサービスが2007年8月~10年5月に記録した既存店売上34か月連続増が国内最長記録であり、フジオフードシステムは現在これに並んでいます。ゴールデンウィーク明けの10日前後に2014年4月の月次売上が発表される予定となっており、4月も前年同月を上回っていれば、35か月連続増となり新記録の樹立となります。

既存店売上高前年同月比増というのは、12か月連続まではそこまで難しくはありません。なぜなら前年同月の売上が悪ければ、翌年にそれを上回ることは容易だからです。しかし、13か月以上になると前年同月が良い売上となっており、それよりさらに良い売上を上げるのは非常に困難です。さまざま経営努力が必要となります。

なお、現在継続中の連続記録の第2位はペッパーフードサービスの17か月連続であるため、フジオフードシステムの記録は飛び抜けていますね。


また、フジオフードシステムの経常利益率は7.8%という比較的高い値となっていますが、総合評価上位の他の会社と比べると少し物足りなく映ります。(アークランドサービス15.7%、ハイデイ日高11.6%、あみやき亭11.2%、物語コーポレーション8.8%など)

しかしながら、5.1%(2011年12月期)→7.4%(2012年12月期)→7.8%(2013年12月期)と2期連続で改善中であり、原材料高、水道光熱費高、人件費高とコスト増加要因が多い今期(2014年12月期)の業績予想で8.2%へのさらなる改善が見込まれています。(その一方、今期予想では、アークランドサービス15.0%、ハイディ日高11.1%、あみやき亭9.6%、物語コーポレーション8.3%と4社すべてが利益率が悪化)


フジオフードシステムは、既存店売上高前年同月比増と経常利益率改善という2つの両輪により今後も大きく業績が伸びていく会社といえるでしょう。そして業績の向上に伴って株価は上昇していくでしょう。


「今、購入すべき外食チェーンの株式は、フジオフードシステムである。」




今回の仮説が正しかったかどうかは、また数か月後に検証します。お楽しみに。

最後になりますが、くれぐれも株式投資は自己責任でお願いします。