紅の鹿の日記

金と女と自由と名声を手に入れられる飛行艇乗りになるために、飛行艇購入資金・操縦訓練費用・当面の生活費として資産2億円を目指す奮闘記です。「株式投資をしない鹿は、ただの鹿だ」

「好業績小売・外食チェーン株ファンド(ベアETF型)」レポート(2016年12月18日)

紅の鹿投信「好業績小売・外食チェーン株ファンド(ベアETF型)」のレポートをお届けします。
(対象期間: 2015年10月5日~2016年12月18日)



〔設定日来パフォーマンス〕
ファンド:
+50.12%
ベンチマーク: +8.26%


※ベンチマークは日経平均株価。
※設定日来パフォーマンスは、ファンド設定日である2015年10月5日の前場・始値を基準値として算出したもの。



〔パフォーマンスの推移〕


fund2b


〔資産総額および組み入れ銘柄〕

fund2
 ※ファンド設定日(運用開始日)の資産総額は、8,000,000円。
 ※株式売買手数料、信用建玉金利、配当金入金は反映していない。




〔ファンドマネージャーのコメント〕

前回の2015年12月20日レポートからちょうど1年が経過しました。
そこでひさびさに、1年ぶりとなるレポートをお送りします。

当ファンドの設定日来パフォーマンスは、2015年12月20日時点で
▲10.63%と苦戦していましたが、1年後の現在(2016年12月18日時点)では、+50.12%と大幅に良化しています。
同期間のベンチマーク(日経平均株価)
+8.26%
を大きく上回りました。

日経インバースでヘッジをしていなければ、さらにパフォーマンスは良くなっていたのですが・・・


1年で組み入れ銘柄の株価は大きく変動しています。
株価が3倍以上に上昇した銘柄(TOKYOBASE)があれば、約2倍に上昇した銘柄(薬王堂)があります。
その一方、株価が約半分になった銘柄(トレジャー・ファクトリー)もあります。

中小型の個別株のボラティリティの高さを改めて感じさせられると同時に、1年で株価2倍以上または半分になることがしばしば起こり得ることが実感できますね。


当ファンドの運用結果に対する感想は、人それぞれだと思われますが、何かひとつでも気づきを得られたのであれば嬉しいです。

なお、上記のパフォーマンスには、受取配当金および信用建玉金利は反映されていません。



〔その他〕

当ファンド概要を知りたい方は、こちらをご覧ださい
http://cervorosso.blog.jp/archives/1041701910.html

ゲンキーの第1四半期決算の分析と薬王堂比較

こんにちは、紅の鹿です。

本日は、3日前に発表されたゲンキーの2017年6月期第1四半期決算を分析します。
※2017年6月期第1四半期決算短信はこちら
http://www.genky.co.jp/files/ir/temp/000450.pdf


売上高が前年同期比14.8%増の20,706百万円、営業利益が前年同期比72.4%増の1,061百万円、純利益が前年同期比73.5%増の759百万円となり、大幅増益で着地しています。

好決算を受けて株価は決算発表翌日にストップ高(5,010円)となりました。


次に、四半期毎の推移を見てみましょう。

image

※上記画像はKabutanより一部抜粋したもの
https://kabutan.jp/stock/finance?code=2772&mode=k


2017年6月期の第1四半期決算(※上記表の16.07-09)では、四半期営業利益率が過去最高となる5.1%を記録しました。

ゲンキーの四半期営業利益率は2015年6月期第4四半期決算(※上記表の15.04-06)に4.8%を記録した後は、四半期毎に下がり続けて、2016年6月期第3四半期決算(※上記表の16.01-03)には2.9%まで落ち込みました。


その後、一転して、2016年6月期第4四半期決算(※上記表の16.04-06)で4.9%に急上昇して、今回の決算ではさらに5.1%まで上昇しています。


四半期売上高はおおよそ前年同期比+15%前後の増収が続いていた一方、四半期営業利益率がなぜこのように大きく上下に変動したのでしょうか。

その要因を探ってみましょう。




ここでポイントとなるのは、ゲンキーが2015年2月から新たに始めた小商圏型の中型店(※以下、New300坪タイプと呼ぶ。)です。

New300坪タイプは、店舗サイズ、レイアウト、店内作業、営業時間がすべて同じ「完全標準化店舗」です。
物流、陳列、発注、補充などの作業を単純化、標準化することでローコストオペレーションを実現しています。

New300坪タイプの第1号店は、2015年2月に岐阜県に新規オープンしました。

1号店出店後、積極的に新規出店を進め、2017年6月期第1四半期決算(※2016年9月末日)時点のNew300坪タイプの新規出店数(累計)は、63店舗まで増えました。
(※ゲンキーの決算締日は20日ですが、21日~末日までの約10日間のズレが業績に与える影響は極めて小さく、また計算手続きを簡略化するため末日時点の店舗数にしています。あらかじめご理解ください。以後、すべて同様の理由により末日時点としています。)


new300-1


しかしながら、このNew300坪タイプは出店すればするほど赤字が膨らんでいく店舗でした。

ここで、2016年3月30日の日本経済新聞に掲載された記事の一部を抜粋します。

北陸針路を聞く ゲンキー(坂井市)藤永賢一社長
・中部、特に岐阜への出店が相次ぐのはなぜか。「各社は市場が大きい愛知県に出店したい。ただスギ薬局(愛知県)のシェアが高い。一方、岐阜は行政が店舗や工場を呼び込みたいとの姿勢を示しており、出店しやすい。」
・人材確保。「地域シェアが高いと、その地域から人材が取りやすくなる。現在、ゲンキーでは医薬品登録販売者が1店舗に3人ほど必要だ。新卒・中途採用を強化し、とにかく登録販売者を増やす。」
・レギュラー店の出店。「シェアが小さいエリアでも約1年で損益分岐点を超えた。自社店舗が多いドミナントエリアはもう少し早く9か月で超えた。戦えると感触がある。」




ここで注目してほしいところが、レギュラー店(※New300坪タイプのこと)の出店についての藤永社長のコメントです。


・シェアが小さいエリアでは約1年で損益分岐点を超えた
・自社店舗が多いドミナントエリアでは約9か月で損益分岐点を超えた


自社店舗が多いドミナントエリアは地元かつ県内トップシェアの福井県、シェアが小さいエリアは石川県、愛知県、岐阜県の3県です。

よって、福井県に新規出店したNew300坪タイプは出店後から9か月間は損益分岐点を超えられず赤字店舗、石川県、愛知県、岐阜県に新規出店したNew300坪タイプは出店後から1年間は損益分岐点を超えられず赤字店舗であったといえるでしょう。

つまり、この
New300坪タイプは、出店すればするほど赤字が膨らんでいく店舗でした。

そのため、New300坪タイプの出店が増えていく中で、赤字が膨らみ続けて利益が減ったため、ゲンキーの四半期営業利益率は2015年6月期第4四半期決算に4.8%を記録した後は、四半期毎に下がり続けて、2016年6月期第3四半期決算には2.9%まで落ち込みました。




次に、2016年3月末日、2016年6月末日、2016年9月末日時点のNew300坪タイプの赤字店舗比率をみてみましょう。

(1) 2016年3月末日時点


new300-3matu
new300-3matu2


(2) 2016年6月末日時点

new300-6matu
new300-6matu2


(3) 2016年9月末日時点

new300-9matu
new300-9matu2


上記(1)~(3)の表をみたら一目瞭然ですね!!

New300坪タイプの赤字店舗比率は、

・2016年3月末日: 88.6%
・2016年6月末日: 68.6%
・2016年9月末日: 58.7%



四半期毎に赤字店舗比率は低下しています。

言い換えると、四半期毎に黒字店舗が増えています。
赤字覚悟で出店していたNew300坪タイプの黒字店舗化が次々に進んでいます。


例えば、2016年3月末時点は、New300坪タイプの約9割が赤字店舗でした。
そのため、2016年3月末時点(=2016年6月期第3四半期決算)では、四半期営業利益率が過去2年では最低となる2.9%まで悪化しました。
New300坪タイプの約9割が赤字だったのだから、営業利益率の悪化は当然の結果といえますね。

その後、赤字店舗が2016年6月末時点で約7割、2016年9月末時点で約6割まで減少したことによって、四半期営業利益率は、2016年6月末時点(=2016年6月期第4四半期決算)で4.9%、2016年9月末時点(=2017年6月期第1四半期決算)で5.1%まで上昇しました。


営業利益率は5.1%に上昇しましたが、いまだ赤字店舗が約6割を占めている状態です。


赤字店舗6割・黒字店舗4割の状態で営業利益率5.1%を記録したというのは、ほんとうに”凄い”の一言ですね!!


New300坪タイプの利益率の高さがうかがいしれます。

これからも四半期毎に赤字店舗比率は低下し続けます。
よって、四半期営業利益率は持続的に上昇すると推定できます。





長くなりましたので、そろそろまとめに入ります。

ゲンキーは、2017年6月期~2019年6月期の3年間で福井、石川、愛知、岐阜の4県にNew300坪タイプ計185店舗の新規出店を計画しています。そのため、新規出店を主体とした売上高増加によって年平均+15%の増収が見込めます。
また、New300坪タイプの赤字店舗比率の低下によって、営業利益率の持続的な上昇が見込めます。

したがって、年平均+15%の増収と営業利益率の持続的な上昇の両輪で、EPS(1株利益)は右肩上がりに増えていくと推定できます。

このような成長企業であるゲンキーの株式が、現時点で今期予想PER12倍という株式市場の評価であるため、ゲンキーの株式は割安であると考えます。
(※今期予想PER12倍は紅の鹿推定です。10月21日終値5,120円、今期予想EPS425円で算出。)






〔補足事項: ゲンキーと薬王堂の比較〕

直近の2四半期業績と株式時価総額(※10月21日終値)

(1) ゲンキー
・業績:
 〔16.04-06〕 売上高20,198百万円、営業利益998百万円、純利益740百万円、営業利益率4.9%
 〔16.07-09〕 売上高20,706百万円、営業利益1,061百万円、純利益759百万円、営業利益率5.1%
・株式時価総額: 361億円 

(2) 薬王堂
・業績
 〔16.03-05〕 売上高17,776百万円、営業利益815百万円、純利益520百万円、営業利益率4.6%
 〔16.06-08〕 売上高19,896百万円、営業利益972百万円、純利益634百万円、営業利益率4.6%
・株式時価総額: 448億円 

⇒売上高、営業利益、純利益、営業利益率のすべてにおいてゲンキーが薬王堂を上回っているにもかかわらず、株式時価総額では薬王堂がゲンキーを大きく上回っています。これから近いうちにゲンキーの株式時価総額は薬王堂に追いつくことが期待されます。


※なお、くれぐれも株式投資は自己責任でお願いします。

パートナーエージェントのアナリストレポートと紅の鹿予想

こんばんは、紅の鹿です。

すでにツイッターでツイート済みですが、
パートナーエージェントのアナリストレポート(9月16日付)が証券リサーチセンターから発行されています。

※アナリストレポート(証券リサーチセンター発行)の詳細はこちら↓

http://www.holistic-r.org/c_info/6181/6181160916.pdf


上記のアナリストレポートは、パートナーエージェントという会社について知りたい人にとっては非常にわかりやすくまとまった内容になっていると思います。

アナリストレポートでは、紅の鹿がこれまで過去にブログ記事で取り上げた1.7億円の大口コンサルティング案件や、ストックオプションの行使条件(2017年3月期から2019年3月期の3事業年度の営業利益累計額が、20億円を超過すれば50%、22億円を超過すれば100%行使できる)についても触れられています。


証券リサーチセンターの2019年3月期までの業績予想は次のとおりです。

image
  (※上記画像は、前述のアナリストレポートより一部抜粋したもの)

今期(2017年3月期)の業績が、会社予想から上振れすると予想しているところが興味深いです。

また、売上高・営業利益共に今後3年は毎年+15%以上成長するという予想です。
そのような成長企業の株式が、現時点ではPER11倍の評価を受けているため、PER面では割安であるといえますね。



ちなみに2期先になりますが、紅の鹿は、パートナーエージェントの2019年3月期の業績予想を、6月4日の当ブログ記事「パートナーエージェントの株式は買いどきか否か!?」(
http://cervorosso.blog.jp/archives/1058128293.html)で書きました。


どちらの予想が的中するのか、それとも、どちらの予想も大外れとなるのか。
答え合わせができる日が来るのが待ち遠しいですね。


〔2019年3月期業績予想の比較〕

(1) 証券リサーチセンター
 売上高: 5,924百万円 
 経常利益: 819百万円 
 経常利益率: 13.8% 
 1株利益(EPS): 174円

(2) 紅の鹿
 売上高: 5,538百万円 
 経常利益: 1,107百万円 
 経常利益率: 20.0% 
 1株利益(EPS): 237円

株主優待制度の導入を発表したパートナーエージェント第1四半期決算の分析

こんばんは、紅の鹿です。

本日引け後に株主優待制度の導入が発表されたパートナーエージェント(※証券コード6181)の第1四半期決算について振り返ります。
・株主優待制度の詳細はこちら↓
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1401541


なお、6月4日に株式銘柄分析記事を書いたパートナーエージェントは、7月29日に第1四半期決算を発表した後に株価が急落して、その後も株価は低迷しています。
・過去記事「パートナーエージェントの株式は買いどきか否か!?」の詳細はこちら↓
http://cervorosso.blog.jp/archives/1058128293.html


分析記事を書いた時点(2016年6月3日終値)のパートナーエージェントの株価は1,644円、PERは15.8倍、PBRは6.8倍でした。(※楽天証券より抜粋)
現時点(2016年9月15日終値)のパートナーエージェントの株価は1,123円、PERは10.8倍、PBRは4.7倍です。(※楽天証券より抜粋)

株価の下落幅は▲31.7%を記録。
目標株価4740円を設定した2018年5月はまだまだ先です。短期の値動きは気にしてもしかたがないですね・・・(汗)
なお、目標株価を達成できない場合が当然ありえますので、折に触れて当ブログで書いているように株式売買はくれぐれも自己責任でお願いします。



それでは、本題に入ります。
パートナーエージェントが7月29日に発表した第1四半期決算を振り返ります。

今回の第1四半期決算を一言でまとめると次のとおりです。

コンサルティング案件にかかる特殊要因を除けば、前期同連結累計期間比において、売上高に限らず営業利益・経常利益共に実質的に成長を遂げています


以上です。

〔参考文献〕

image
 ※2017年3月期第一四半期報告書(※下記URL)より一部抜粋
 http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=yuho_pdf&sid=2416577





・・・これで当ブログ記事は終了してもいいのですが(笑)、
会社の発表だけでは物足りないので、以下に紅の鹿が同社のIRに確認した点および紅の鹿独自の推定から、第1四半期決算をもう少し詳しく分析してみます。

第1四半期決算の数字は次のとおりでした。

〔第1四半期決算〕
・売上高: 973百万円(※前年同期比+2.4%
・営業利益: 113百万円(※前年同期比▲36.4%
・経常利益: 114百万円(※前年同期比▲34.5%
・純利益: 80百万円(※前年同期比▲32.6%

増収減益決算でした。
売上高の伸びが+2.4%と小さく、利益は3割減少と、見た目の数字は悪いですね。


けれども、ここでひとつ注意しておく点があります。

それは、前述のコンサルティング案件にかかる特殊要因です。

前期の第1四半期では、1回かぎりの大型のコンサルティング案件(※リクルートマーケティングパートナーズへのゼクシィ縁結びカウンター立ち上げ関連)の売上高173百万円とその利益が計上されているもようです

image
 ※新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)(※下記URL)より一部抜粋
 http://www.jpx.co.jp/listing/stocks/new/nlsgeu00000173wj-att/10PartnerAgent-1s.pdf


よって、この一時的な売上高と利益という上記の特殊要因を除いた場合についてみておく必要があります。

そのために、上記の特殊要因を除いた前期の第1四半期決算の数字を算出します。
なお、コンサルティング案件の原価率などの計算根拠についてはすべて紅の鹿独自推定になります。


〔特殊要因を除いた前期の第1四半期決算〕
・売上高: 777百万円(※計算根拠: 前期1Q売上950-コンサルティング案件173)
・売上原価: 295百万円(※計算根拠: 売上高777×売上原価率38%)
・売上総利益: 482百万円(※計算根拠: 売上高777-売上原価295)
・販管費: 400百万円(※計算根拠: 売上高777×販管費率51.5%)
・営業利益: 82百万円(※計算根拠: 売上総利益482-販管費400)
・経常利益: 78百万円(※計算根拠: 営業外損益の合計額は変わらない)
・純利益: 55百万円(※計算根拠: 特別損益の合計額および法人税率は変わらない)


それでは、上記の特殊要因を除いた前期1Qと当期1Qを比較してみましょう。

tokusyu1

比較した結果、
売上高+25.3%、営業利益+38.5%、純利益+44.4%の増収増益
になりました。

上記の特殊要因を除くとパートナーエージェントの業績は、前期同四半期比において、売上高、営業利益共に大きく伸びたことがわかります。


次に、四半期毎の業績推移の表をのせておきます。
なお、前期1Qは特殊要因を除いた数字です。

shihankipa

上記の特殊要因を除いたパートナーエージェントの業績は、若干の波はあるものの、四半期毎に順調に拡大していることがわかります。
例えば、売上高は777→852→899→942→973と順調に伸びています。




当期の第1四半期ではパートナーエージェント事業の新規入会会員数の増加が微増(+0.7%)と少しネガティブ要因がある一方、ファスト婚活事業が婚活パーティーOTOCONの参加者数大幅増加によって会社計画を上回って推移するなどプラス要因がありました。そのため、結果的には会社予想通りの進捗になっていると考えます。

なお、7月からはパートナーリンクサービスが利用停止になりました。
そのような中、今後は、7月から内容を一新したパートナーエージェント広告による集客策や、会社想定を超えて人気となっている婚活パーティーOTOCONの参加者をパートナーエージェントの会員に引き入れていく策、創業10周年の広告および集客イベント等などによって、パートナーエージェント事業の新規入会会員数を安定的に確保できるかに注目していく必要がありそうです。

個人的には成長著しいファスト婚活事業の伸びしろ・ポテンシャルに期待しています。




長くなりましたので、最後に簡潔にまとめます。

パートナーエージェントの2017年3月期第1四半期決算は、前年同四半期に大型のコンサルティング案件があって当該案件にかかる一時的な売上・利益が計上されていたため、前年同四半期との比較においては、その分の売上・利益が共に減少して微増収大幅減益決算になりました。

しかしながら、上記のコンサルティング案件にかかる特殊要因を除けば、前期第1四半期比では、売上高は二桁成長、営業利益・経常利益共に増益となり、実質的に成長を遂げています


一歩先を行く投資術(記念配当編)

こんにちは、紅の鹿です。

本日は、「一歩先を行く投資術」という題目で、株式投資初心者向けに、知っていたらちょっと役立つ投資術をお届けします。なお、このシリーズは1記事完結(読み切り)で不定期更新になります。

今回は、シリーズ第4回目です。
※前回のシリーズ第3回目「一歩先を行く投資術(業績連動型有償ストック・オプション編)〕」は、こちら↓
 
http://cervorosso.blog.jp/archives/1058967209.html


それでは、記念配当編のスタートです。




〔第4回: 記念配当編〕

上場企業にとって記念すべき時期に、通常の普通配当に加えて行われる配当を「記念配当」と呼びます。

例えば、会社創立後、10周年、20周年、25周年、50周年、100周年などといった区切りの良い記念すべき年や上場記念に特別に行う配当です。

記念配当の発表は増配を意味するため、記念配当が発表されるとしばしば株価は上昇します。
また、株式を保有していれば、受け取ることができる配当金額が増えるという利点があります。

なお、会社創立年度は調べれば簡単にわかります。
よって、記念配当が発表される年度を事前に知ることができます。



ひとつ事例を挙げます。

東証1部上場のSRAホールディングス(※銘柄コード:3817)というシステム開発受託会社があります。


SRAホールディングスグループの中核事業会社SRAは、1967年11月に創業された会社です。

2006年9月に東証1部に上場しましたが、その後に迎えた創業40周年の会計年度である2008年3月期に、SRAグループ創立40周年記念配当10円を行いました。

また、創業45周年の会計年度である2013年3月期に、SRAグループ創立45周年記念配当5円を行いました。


そして、来年の2017年11月にSRAは創業50周年を迎えます。
したがって、来期2018年3月期には、SRAグループ創立50周年記念配当が2017年11月以降に発表・実施されるといえるでしょう。

50周年というのは”半世紀”という大きな区切りであるため、45周年記念配当5円や40周年記念配当10円より少なくなることは考えにくく、最低ラインで創業50周年記念配当10円、気前が良ければ20円~50円の記念配当が期待できるかもしれませんね。



余談になりますが、

前回の記事「高配当利回り株の先取り投資法~東証1部上場、8か月後の配当利回り6.63%~」(http://cervorosso.blog.jp/archives/1060750416.html)の中で、

”SRAホールディングスが今から8か月後に発表する2018年3月期の業績予想は、中期経営計画の目標数値と同じものになるでしょう。

EPS290.83円、配当性向50%となるため、年間配当金は145円になり、現時点(2016年9月2日終値)のSRAホールディングスの株価は2,187円のため、8か月後の2018年3月期業績予想発表時の配当利回り(予想)は6.63%です。

配当利回り4.5%の水準にサヤ寄せする形で株価が上昇すると、株価は3,220円になります。
現時点(2016年9月2日終値)のSRAホールディングスの株価は2,187円のため、株価は8か月後に+47.2%上昇することになります。

また、現時点でSRAホールディングスの株式を保有していると、今月9月末と来年3月末に配当金を受け取ることができます。今期の年間配当金(予想)は85円のため、配当利回り(インカムゲイン)は3.9%です。

よって、8か月後には+51.1%の収益(※”キャピタルゲイン+47.2%”と”インカムゲイン3.9%”を足した合計)を得ることができると考えます。”

と書きました。


ところが、実際には2018年3月期の年間配当金(予想)145円に前述した創業50周年記念配当10円以上が加算されますので、年間配当金155円以上になると推定されます。

より一層、期待収益が大きくなったといえますね。





(総括)

すでに高配当利回りの株は、記念配当によってより一層、高配当利回りになるため、配当利回り重視の投資家にとって、その株式の魅力が増します。

会社創立年度と過去の記念配当実績を調べることによって、先回りする形で将来実施される記念配当を推定することが可能です。
その結果、人より先に動くことができるようになります。

それが、一歩先を行く投資術です。

スポンサードリンク
自己紹介
紅の鹿。個人投資家。
スタジオジブリの映画「紅の豚」をこよなく愛する。

2005年に株式投資を開始しました。
2013年11月23日にlivedoorブログ「紅の鹿の日記」を開設。

2014年4月11日~2015年4月10日の1年間、「下落相場に強く、好業績が見込める企業に投資する」(※具体的には、以下の投資基準の両方または片方に適合する企業に投資する)という投資方針に基づいて株式投資を行い、1年間のパフォーマンスが+100%超えを記録しました。
・投資基準1:「2014年4月11日の株価が2014年1月1日より上昇している」かつ「今期、過去最高益を見込んでいる」企業に投資する
・投資基準2:「日経平均株価が急落した2014年10月1日~16日までの期間に株価が上昇している」かつ「好業績が見込める」企業に投資する

2014年10月29日から信用取引を開始。
2015年4~5月には、FPG株への投資で失敗。信用取引を封印。

2015年5月22日にlivedoorブログ「紅の鹿投信」を立ち上げ。

2015年7月24日に信用取引を解禁して、地方の食品スーパー5社へ集中投資を行う。

2015年8月24日に、数日前に公募増資を発表していたノジマの株式を買い増しするために食品スーパー5社の株式を売却。8月26日にノジマの公募増資の中止が決定。

2015年10月1日にlivedoorブログ「紅の鹿投信」を「紅の鹿の日記」へ移管・統合。

2015年10月からファンダ個別株投資・ベアETFヘッジ法(※ファンダメンタルズ分析に基づいて個別株を購入したときに、個別株を購入した金額と同額のベアETFも購入する投資手法)を実行に移す。高配当利回り株投資法、決算跨ぎ空売り投資法、アノマリー投資法なども実行に移す。

2015年12月に億り人(=株式投資で1億円を稼いだ個人投資家)になる。

2016年1月から個別株ショート(空売り)の勉強および実践に注力する。

2016年2月下旬から外国株式の高配当利回り株投資(配当貴族投資など)を実行する。
2016年3月末から配当成長株投資を本格化。

2016年6月に配当成長株投資を中止。ファンダ個別株投資に再び資金を集中させる。
年始からの複数のしくじり投資により、2016年8月に資産が8,000万円まで落ち込む。

2016年11月、投資資産1億円に回復(※パートナーエージェント、ゲンキーのおかげ)。
2016年12月31日、株式投資資産額1.07億円。

2017年の投資方針は「優位性がある投資手法」。具体的には、時間軸は、短期ではなく、12か月以上の中長期。株式銘柄選別は、テーマ株ではなく、小売・外食・サービス株または増配が期待できる高配当利回り株。

2017年3月、株式投資資産額1.16億円。
2017年3月、東証2部新規上場初値買い投資法を実行する。
 ※当ブログはリンクフリーです。
 ※当ブログにはフィクションが含まれています。
 ※株式投資は自己責任でお願いします。

最新記事
記事検索
お気に入り株式投資ブログRSS
  • ライブドアブログ